娘の作った菓子をいただく贅沢。
どこかの有名店の銘品を並んで買うのもありがたい。
有名なパティシエのケーキをいただくのもありがたい。
それに比べれば、出来栄えも味も、およそ及ぶはずもないのですが…
美味い!殊の外うまい!なぜでしょうね。
ここはこうした方がいい、あそこはああした方がいい…
言おうと思えば、いくらでも突っ込めますが、
その突っ込みどころも、また味になってしまいます。
家庭の味が大事なのは、そういうところですね。家の料理が一番よい。
そう思うようになったら、だんだん外食する気がなくなります。
お金がないときは、外食には行けません。無駄遣いだという意識が前に出ます。
しかしある程度ゆとりが出てくると、食べ歩きが楽しみになります。
ところが、家庭料理が一番というときが来ます。
このときが、消費者から卒業できたときかもしれません。
人間の素直な心情として気づきます。本来の人間は消費者ではないと。
また中小企業の存在価値は、こうした心の応用編なのではないでしょうか。
今週もお読みいただきありがとうございました。