今回は、お客さまの迷いについて考えました。
季節の変わり目には、人の心も変わります。
どんなふうに変わるのか。それは冬の仕込み方で決まります。
どんな仕込みをしていたのかが、芽吹く姿で現れる。
生命の法則とは、誠に峻厳です。
現象として現れると、周囲はびっくりしますが、本人は知っています。
因果の法則を知っているからです。
しかし本人の認識がない場合があります。
「またかよ!」「なんでなんだよ!」「どうしていつもこうなんだよ!」
こうした思いが先に立ってしまう場合もあるでしょう。
因果の理法を知らないときにはそうなりますが、でも本当のところは、
人も生命体である以上、因果の理法を知らない人はいないのです。
認めたくないという心が働くのです…そこに人間の厄介さがあります。
こんなに頑張っているのに、どうして上手くいかないのか…
きっと意味があるのだ…そうした捉え方をすることが、運命打開の鍵です。
当事者には、なかなかそうは思えないでしょうが、
ぜひ、そう捉える努力をしていただきたいと願います。
その心こそが勇気です。人を前に進めてくれます。前に向えたら占めたもの。
小さくとも、運命打開のための一歩がはじまります。
大事なことは、決して人のせいにしないことです。
原因は、すべて自分にあると捉えるか、原因は自分ではないと思うか。
辛い原因がすべて自分の中にある、と捉えることは、とても辛いですが、
最高に素晴らしい結果をもたらす因も、自分の内にあるのです。
「どちらもある。」そこを信じられるかが、運命を決します。
どちらもあるなら、どちらを引き出すか。前向きな一念こそが善性を強めます。
バランスシートは、経営者の鏡です。鏡が語ることはありません。
黙って経営者を写しています。その姿をどう見るかが肝心なのです。
どう見たかが、そこからの経営を、また作っていくのです。
己のバランスシートをどう読むか、その読み方をご教示するのが、
山下明宏税理士事務所の使命です。
経営者も人も、様々な事柄で一喜一憂しますが、本当のところの迷いとは何か。
そこを探求した、今週の会議でした。
すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!
いつもお読みいただきありがとうございます。