若かりし頃から訓練を受けた尊敬する先輩が、地元組織で講演をしてくれました。

この方は、確信の塊りで、どんなことにも例外を許しませんでした。

精神のあやふやな税理士を見ると、胸倉を掴んで説教する。

昭和スタイルが実に似合う方でした。

5人組というグループを作って、切磋琢磨したのもこの方がはじまりで、

5人とも、それはそれは素晴らしい模範の会計事務所をつくられました。

この方は、息子さんを後継者に位置づけていますが、

その前に、番頭さんに事務所を譲り、早々に引退されました。

退職金もガッチリ受取り、奥さんの希望で、

さんざん毛嫌いしていたゴルフをはじめ、楽しんでいるとのこと。

現役中は、仕事に没頭して、引退してからレジャーを楽しむ。

こうしたメリハリのついた生き方も素敵です。

 

例外を許さない事務所づくり。今回は企業防衛遍でした。

自分の幸福が優先の職員がいたら、このマニュアルは動かせないな…

そんな印象が先に立ち、心に壁を作ってしまいそうになる緻密な資料です、

「本当にこんなことできるのか、やっているのか、と思うでしょ。」

「やっているんですよ。だから事務所を作れたんです。」

聴き手の心が分かっていて、こんな相づちも入れてくれました。

さすが一流の事務所は違います。

 

懇親会の折り、ご挨拶をして、先生には半分も届かなかったと降参すると、

「もう、追いつけないよ。だって俺はもう引退しちゃったからね。」と。

私は、まだもう少し、現役を続けます。

この方に感謝して、一歩でも迫ることを誓った今年の特別研修会でした。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

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