「未来に挑戦するとは、現状を否定し、踏み越えることだ。」

巡回監査の父、飯塚毅先生は、そのように語られました。

そして、今、目先のことで喰える。職業会計人はその程度に近視眼的であり、

生き抜くための研究投資に本気になっていない!と喝破されたのでした。

 

他人のことを否定する人は、たくさんいますが、

自分を否定することはなかなかできません。勇気がいります。

今の時代は、自己肯定感を高めることが協調されますから、

現状を否定するという言葉は、誤解を招く恐れがあります。

 

飯塚毅先生は、大いに自己肯定の方でした。

自分にしかできない使命を、深く自覚された方でした。

故に、理想を実現するために、現状を否定し、踏み越える…

その連続の人生を、悠然と選択されたのです。

 

現状に甘んじることなく、山を登って景色を変える。

そしてまた次の景色に向って前に進む。

そうやって人類の未来に貢献する人生を選択することが、

もっとも美しい生き様であるということを、お振舞いで示されました。

 

今、社会の大転換期にあって、会計人は忙しく過ごしています。

法律が変わりました。AIの進化によって、道具が激変しています。

その対応に苦慮しつつも、お客さまへのご指導には事欠きません。

しかしこれは誰かが描いた世界に対応しているだけのこと。

 

その自覚をどれだけの人が持っているのか…そこは見えません。

飯塚毅先生は、巡回監査を発明したのです。

そしてその普及に、人生のすべてをかけました。

自ら描いた世界の実現に生きたのです。

 

ゆえに一隅を照らすことができた…そのように拝しています。

同じように、山下事務所には、山下事務所にしかできないことがあるのです。

そこをじっくりと探究してきました。前進するから零れるしずくもでるのです。

30年先まで責任を果たすための事前準備。

そろそろご披露するときがきたようです。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。