寒さが一気にぶり返しました。桜の開花も月末に伸びました。

それでも雪国では、花粉が飛び始めました。

今日は面白い話をききました。

「小規模企業共済は止めた方がいい」と提案する銀行員がいるそうです。

熱心に通ってそう繰り返すので、聴いている方は、だんだんそうなのか…

信じはじめてしまいました。

この金融マンは、小規模企業共済を止めさせて、何をさせようとするのか。

投資信託らしい…ということでした。

つまり小規模はお金が増えないから損だという理屈なのです。恐ろしいことです。

活きたお金を貸して、健全な投資を促し、本業を育てるのが、

本来の地域金融の在り方だと信じていましたが、

どうも当座の金融事情は異なるようです。

お金を地元で回さない発想にも驚きましたが、

国の中小企業支援政策を否定する実践にもなりふり構わずが見えました。

もう終わっているな…そんな印象を受けました。

健気なお客さま、困ってしまい、こんなことをおっしゃいました。

「熱心に通ってくださるので、かわいそうになってしまって…」

金融マンも理屈はないことを知っているようです。人情作戦に徹しています。

その作戦にまんまとハマってしまうところまで追い詰められたお客さま。

30年近く貯めた小規模企業共済を解約して、

いったいどれだけお金が増えるものに手を出そうとしたのでしょう。

惑わされると、人間とんでもない判断をしてしまうものです。危ない、あぶない。

まさか地元の金融機関が、地域企業を弱めるお手伝いをしているとは…

誰もそんなこと思いません。提案している本人にも意識はありません。
だから周りが信じてしまうのですね。

世の中の怖さを垣間見た現場訪問となりました。

 

すべては中小企業の存続と成長と発展のため!

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