Z世代の傾向性を白人が語る動画を観ました。

日本人のことを話しているのかと思うほど、特徴を言い当てていて、

どうもZ世代というのは、世界的傾向なのだなという認識を持ちました。

こうした時代にあっての経営とは、どうあるべきなのでしょうか。

直観的には、身内経営しかないような気がします。

ファミリービジネスという意味ではありません。

ファミリーでビジネスができれば、それはそれで素晴らしいことですが、

家族のような他人との繋がりこそ、真の身内経営ではないかと感じます。

身内経営を訳すと何になるのでしょう。

その答えの一つが、ビジョナリーカンパニーだと考えます。

ビジョナリーカンパニーは、理念を共有できる者にとっては天国だが、

共有できない者には地獄になる。と書籍には書いてあったと記憶しています。

 

TKCに入れる税理士と入れない税理士が存在する現実をみれば、

その結論が正しいことがわかります。

理念を髙く掲げれば掲げるほど、結果はより鮮明になります。

理念を髙く掲げて経営を成り立たせることができれば、企業は平和です。

無理に社員を増やすことはありません。

経営者は理念を磨くことに集中していくことで、

社員の人格も自ずと高まっていきます。

新人の社員が入ってきたら、飛び上がっても届かないくらい人格の差が開く。

ですから安易な採用をしなくなるはずです。

つまり人手不足を気にしなくなる経営体になるのです。

人格を高め続ける社風は、そのまま付加価値経営を創り出します。

御社と取引したいのだが…と持ち掛けられても、手一杯で受けられない。

お断りするしかない経営の実現です。

それでも取引したいと願う企業は、単価を上げて交渉してくるでしょう。

規模を追わない経営は付加価値の最大化を思考する経営体となるのです。
社員の給与を上げ続けられる経営と言い換えてもよいでしょう。

景気、物価、為替…などの外部環境に左右されない中小企業経営の実現。

その唯一の道が、理念経営。付加価値額の極大化です。

 

いかがですか。規模を追わない経営の魅力。

TKC全国会が推奨する優良企業の定義に、

「限界利益額の毎期増加」という条件があります。これですね。

TKCは付加価値経営実践の証を限界利益額に求めているのです。

深いなぁと感じます。

未経験の社員を採用していたら、付加価値を高めることはできません。

未経験者はP/Lから外して長期で教育する…

別勘定で考えていく時代がすでにはじまっているのです。

 

ここら辺を深く考えて、じっくり事前準備していきましょう。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。