「チャンスに対して必要なことは、常にそれを見逃さないようにすること」
思想家・中村天風氏の言葉です。

そしてチャンスと言うのは、いつまでもその場にいてくれるものではありませんね。

あっという間にチャンスは消えていきます。

ですから「逡巡遅疑」(しゅんじゅんちぎ)してはいけないと添えられます。

いろいろ疑い迷って、グズグズしていると仕合せを掴めないよという励ましです。

どうしたら、グズグズしない人間になれるか。

その第一の方法は、心を浄化させることだと思います。

常に心を爽快にしておくこと。

 

なかなかできることではありませんが、常にそう意識しています。

そしてさまざまなものを観察してチャンスだと思う癖をつけること。

チャンスにする癖といってもよいかもしれません。

花の蜜を吸う蝶を見つけたら、即座にカメラを軌道させてシャッターを切る。

例えばこれなどもグズグズしない訓練になると考えています。

株の売買も同じですね。買い時と売り時を決めたら、迷わずに動く。

証券会社の方も驚くような決め打ちを鮮やかに!

そんな売買ができるようになったらしめたものです。

 

すごいなぁ。どうしたら、買い時がみえるようになりますか。

また売り時が見えるようになりますか。そんな質問をいただくことがあります。

「勝負しない事でしょうか…」はっきりしませんが、まじめにお答えしています。

しかし、またぁ…などと信じていただけません。

 

そしてもう一つ。帳簿をまめにつけて心を常に浄化しておくことです。

帳簿をつけない人は、心を浄化させられない…。

それが、この道30年の実感です。例外はないと断言してもよいほどです。

この法則は、経営者に限りません。

税理士を志す会計事務所の職員を何人も見てきましたが、

テクニック優先で知的興奮を楽しむ人は、心の浄化には向かいません。

そんな心根の職員が、現場に入ったらどうなるか。

あるお客さまは、「あいつは変だな」と直感し、

あるお客さまは、「あいつは出来るな」となどと評価します。

こうして、どっちよりの心持ちかがわかってしまう場面もありました。

ですから会計事務所の職員は、常に心を浄化しなければならないのです。

 

話が逸れました。まとめます。

心を浄化しておくと、チャンスが見えるようになります。

そして躊躇なく、それを掴むことができようになります。

というわけで巡回監査を実践している経営者は、

1人も残らずその境涯に達することができるのです!

巡回監査って、もう最高ですね!

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。