「5月に入ったら法人化します。」

そうした志を秘めた方が来社されました。夜8時に。

遠方の方で、仕事を片付けてからの移動のため、この時間になりました。

お疲れでしょうに、それでも、そちらさえ良ろしければと、お越しになる。

どんな方なのでしょう。興味が湧きました。ありがたいことです。

すでに定款もできあがり、登記の申請日を待つだけの状態でした。

これまでの確定申告は、すべてご自身でなさっていたということで、

お金の出入りをきちんと把握できる方でした。

消費税をこの2年ばかり納税しているとのこと。

年収と所得を伺い、固い商売をなさっていることを察しました。

お子さんがお二人。約10年修行して、個人で開業しさらに10年…

いよいよ次の舞台が見えて来た!という中での法人成りです。

お話しの仕方にも安定感がありました。

この落ち着きは、仕事の土台を、きちんと積み上げてきた証でしょう。

今やりたいこと。将来やりたいこと。なぜやりたいのか。

自己の満足を超えて、社会的視点をお持ちでした。

そして歴史的経緯を踏まえ、業界の行く末を思索しておられました。

扱う素材が日本固有のものであることが、

この人の視野をはじめから高めてくれたのかもしれません。

学校の先生に推薦されて入った職業でしたが、ド・ハマりしたそうです。

教育者と本人と職業が、見事に共鳴し、この人を作りました。

 

そして、ここからは次のステージに入ります。紹介者と新設会社と会計事務所。

三位一体となって共鳴し、この方の夢を形作っていきます。

これまでの事前準備が大きく花開く10年になることを念じました。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。