「世のなかって汚いことばかりではないですか?」
「私は、これまで様々な金の使われ方を見てきましたが、」
「大きな金が動くときほど、『汚いな』と思いました。」
こんな世の中で生きていくにはどうしたらよいですか?というご質問でした。
またその質問の底には、私たちのような小さな存在が、
会計で心や会社を浄化したって、世の中を変える力になるでしょうか。
そのような思いが秘められていました。
するどい質問です。確かにそうした場面に遭遇して来られたのでしょう。
巷でよくきく法則に「2:6:2の法則」というのがあります。
人材の構成比を表しているそうです。貢献度の高い人が2割。
普通の人が6割。低い人が2割という分類です。
もっとも多い6割を、貢献度の高い方に引き上げるのか、
貢献度の低い方に馴染ませるのかで、組織や団体の成果は変わります。
しかし、松下幸之助氏は、同じような思考で経営を分類しました。
曰く、5%が王道、90%が覇道、そして5%が邪道だと喝破したのです。
はじめて聞いたときは、仰天しました。厳しいなと感じました。
しかし中小企業の決算書を数え切れないほど見ていくうちに納得しました。
人材などというゆるい囲みで経営はできないということですね。
世の中の2割の経営者が優秀だとは、とても言えません。
たとえば先にご紹介した書面添付ですが、その添付割合をみても分かります。
20人の経営者のうち、王道の経営をしている人は、たった1人なのです。
逆に邪道も1人。残りの18人は覇道です。
世のなかのお金の使われ方は「汚なさに塗れている」と感じた人は、
これまで覇道か邪道のなかに身をおいてきたということだったのでしょう。
どこに立って経営するか。そこが問われるときがきたということですね。
素晴らしい機会が訪れているわけです。
5%の王道のなかで生きればよいのです。
その勇気が、ご質問者の経営を磨いてくれるでしょう。
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