就職支援の傍ら、日頃よりお世話になっている企業さまの、
経営計画発表会に参加してきました。
これぞ中小企業の鏡ともいうべき素晴らしい会社です。
売上高5億円。
税引前当期利益5千万円。
総資産10億円。
借入金0円。
純資産6億円。自己資本比率60%
現預金6億円。
従事員18名。
どうしてこのような会社を建設できたのか。
またこれだけの土台を踏まえて何処へ行こうとしているのか。
興味は尽きません。そこで、こちらから参加させてほしいとお願いしました。
30年以上働くベテランが3分の1。定年なし。
職場結婚し、そのまま夫婦で勤めている方あり。
20代の社員3分の1。そんな構成の会社はどんな空気なのか。
実に家族的なのです。実際、大家族経営が標榜されていました。
司会進行も、各発表も、社員が主体的に進めていきます。
1人ひとりが当事者なのです。まさに主人公。会社に誇りを持っていました。
社長は、はじめに大変、恥ずかしがられ、恐縮されていました。
「まだお見せする段階の会社ではありません。」と。
社員が主体で動いている企業なので、実は、社員の意見だったのです。
しかし会議を重ねるごとに、思いが前に進んでいきました。
殻を破ることで、また1つ経営のステージを変えることができる。
そうした考えに至ったのです。
発表のための資料もほとんどが、社員さんの手によるものでした。
年間MVP、褒章懲罰も社員による選考でした。
では社長は何をしているか。方針を掲げるだけなのです。
そこへ会社は向った一年だったのか、検証して、次の一年を示します。
組織体になっているのです。
そのため社長が不在でも事業は回っていきます。
長年の蓄積により、仕事の型が決まっているところが強みです。
しかし強みの裏返しは弱みでもあります。
そのため組織の硬直化を防ぐため、型だけにとらわれない事業を創造し、
柔軟な組織体を作ろうとする試みも盛り込まれていました。
小さな新会社をいくつか設立し、事業化する活動を展開しているのです。
目指すところは球体の事業組織。球であればどこからみても同じ組織です。
社員を通してみた事業体の姿も、社長を通して見た事業体の姿も同じ形。
組織が球になるというのは、風船でいえば中に空気を入れるということ。
気球であれば温かい熱をバルーンの中にため込みます。
内部から膨らまなければ、丸くはなりません。
社員が膨らむ。社員の心が膨らんでいくからこそ、球体の組織になる。
会社の空気に触れながら、それを感じました。
その昔は、同業の事務所を、それはそれは見学して歩きました。
旅行といえば、事務所見学でした。しかし今は企業訪問です。
中小企業の経営方針発表会が、どれだけ重要かということを、
2010年ころから感じ、訪問活動を徐々に進めてきました。
コロナで、それが2年ほどできなくなりましたが、
今回は、志願して参加させていただきました。
やはり訪問を続けなければと、強く感じた次第です。
この企業は、もう完璧な優良企業。
時間を経ずして、間違いなく中小企業のモデル像になるでしょう。
懇親会では、従業員さんお1人おひとりと、和やかに語らいました。
ほとんどの方が、ご自身の整理・整頓を口にしていました。
整理・整頓ができていないと、
最前線の方は事故やミスやトラブルが起きると語り、
総務・経理の方は、経営が緩むというようなことを仰っていました。
会計の型が、全社に浸透しているのです。
他部署の人から評価を受けるだけではダメです、
私自身が納得いく整理整頓ができているか、そこが基準です。
そんな力強いことを話してくれる方もいました。
社員さんの心が浄化されています。磨かれています。
会計力はそのまま現場力でした。
バランスシートの状態は、そのまま企業風土でした。
何たる感動。ますますのご発展をお祈りし、帰路につきました。
アドレナリンが全開して、目がらんらんと輝き、一睡もできませんでした。
そこで思いました。中小企業は、まだまだやれることに満ちています。
可能性はもはや無限です。
それを現場にお届けする活動を、更にさらに展開してまいります。
ありがたい、誠にありがたい事前準備になりました。
今日は8月6日。この企業にとっても、大事な日だと伺いました。
平和への祈りをこめて読者に捧げます。
すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!
いつもお読みいただきありがとうございます。
