百尺竿頭進一歩
(ひゃくしゃくかんとうしんいっぽ)
TKC全国会会長は、記念講演の最後をこの言葉で締めくくられました。
その意味は、このようなことらしいです。
すでに到達した極点より、さらに向上の歩を進める。
また、十分に言辞をつくした上に、さらに一歩を進めて説く。
百尺の竿頭に一歩を進む。
50年の山を登ってきましたが、
さらに50年の坂を皆で登ろうではないか!との叫びです。
会長の講演は、これまでになく、哲学的でした。
いよいよその世界に踏み込んでいかれるのかと、胸が熱くなりました。
またTKC全国会会則の前文にも踏み込みました。
「銀行のコンピュータによる顧客の争奪」を防ぐという意味での「職域防衛」
これからは”デジタルトランスフォーメーション”を味方にする
との新たな解釈を加えられたのです。
税理士事務所のデジタイゼーションを提案しながら、
同時に業界全体をデジタライゼーションしてしまおうと夢見た飯塚毅博士。
そこから今度は金融機関を巻き込み、
中小企業の経営環境そのものを革新してしまうであろう、
デジタルトランスフォーメーションへと突き進むぞ!との高らかな宣言です。
実は、50年という時間をかけて、各事務所も、その関与先企業も、
ゆっくりじっくり進化してきました。その土台が、あるからこそ、
デジタルトランスフォーメーションを味方にするという言葉には、真実性があるのです。
空想ではないのです。願望でもない。月次BASTの開放がその証明の第一弾です。
デジタルトランスフォーメーションとは何か。
月次巡回監査という、小さな地道なコツコツのデータ集積が、
とんでもない価値創造を生み出したのです。
もう誰も追いつけないところまで飛躍した経営データを私たちは蓄えました。
そしてこれからも蓄え続けていきます。
TKCシステムを使用し続けたことにより、指数関数の世界を味わうことができました。
本当の飛翔はここからです。
この高みの世界を、すべての中小企業経営者にお届けしたい。
その願いを強くしました。
すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!
いつもお読みいただきありがとうございます。