提携している三菱UFJ銀行殿にいただいたレポートに、

「社史」の作成をお勧めする記事がありました。

社史をつくる目的は、10項目くらいあるそうです。

その中で、特に重要なのは、企業の歴史を経営者が自覚して、

自らの代で新しい歴史を作る誓いを立てること、だそうです。

ということは、社史は、代替わりの時に作ると有効だということです。

新鮮な印象を持ちました。

箱根駅伝のように、タスキをつなぐ、自分の代で、会社を終わらせないとの、

深い、強い決意を立てるための社史づくりです。感動しました。

 

ところが、社史を作ったのち、会社がまたたくまにダメになってしまうケースもあるようです。

その理由の一つが、本当のことを書いていないことです。

歴史を整理し、これからをどう繋ぐかというときに、

歴史に正面から向き合ってない場合は、途端に会社がおかしくなる。

それを浮き彫りにしてしまうのも社史作成の威力だそうです。

 

そうして考えますと、社史づくりというのは、まさに開示作業だなということです。

承継する経営者の心までも開示してしまう恐ろしい経営ツールだということになります。

バランスシートも会社の履歴書だと言われます。

当事務所もその考えに立ち、年々をかけて、

骨太のバランスシートを作っていただくよう、ご支援しています。

骨が太くなっていくほど、経営は安定することはもちろん、開示力が高まります。

しかしその履歴書を、社史として文字化する、画像化するということで、

さらに情報として固定化していく作業、そしてそれを踏まえ、

さらにどうすると書き込むことは、開示の究極の在り方かもしれません。

社史を作れる企業は、全体のどれくらいあるでしょうか。

恐らくほとんどないのではないでしょうか。

 

当事務所の提供する決算申告書は、

直近10年の業績推移と、経営分析表、そして中期計画と次期の予算書からはじまります。

その冒頭に、経営者の近影を乗せ、挨拶文を入れていただくよう、

監査担当の職員には指導していますが、

経営者になかなか文章を起こしていただけません。これが実態です。

 

このレポートを読み、社史の前身である毎期の挨拶文を作成していただくこと、

これを徹底していこうと、誓いました。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。