21.TKC会計人は、その組織内各集団の長たる者は、例外なく、哲人的指導者原理を堅持する者でなければならない、との要請をもつ職業会計人の集団である。
「哲人的指導者原理」という言葉が、3項目に渡って出てきます。
飯塚毅先生がいかにこの思想を大切にされたかがうかがえます。
解説を読んだあとに、いつものように感想を聞きました。
「昔は時間がない、を理由にしていた。今は、生活環境が許さないを、理由にしている。」
そういう自分がいるということを話してくれる職員さんがいました。
正直に見つめる心、そしてそれを言葉にして、口に出す心が備わっています。
素晴らしい職員に恵まれていることに、感謝しました。
そこで次に進んでみようという勇気が湧きました。その職員さんに尋ねました。
その言葉、自分を眺めていませんか、と。・・・予定通り、沈黙が生まれました。
実は、この職員さんの話ではないのです。
あのお客さまは、ああです、こうです。という報告はたくさん上がりますが、
だからどうします。こうします。という決意はなかなか聞けないのが現状です。
眺めてお終いなのです。「何たることか、お前それでプロと言えるか!」
飯塚先生に怒られそうです。しかし、自分のことさえ眺めているのですから、当然です。
そういう意味で、自と他の区別がない、健全な私たち。
ですから自分の人生さえ他人事であったという発見は、誠に重要です。
人生の一回性を認識し、惜しみながら一日に挑むようになれる入口が、ここにある、
そんな気がします。
ところで『TKC会計人の基本理念』を毎回読んでいるのですが、
「TKC会計人」っていったい誰のことでしょう。
感想で、「TKCは…」「TKCが…」「昔の先輩は…」という主語がよく語られます。
これも眺めている典型例です。
TKC会計人って俺のことだよ、とは受け止めていないようです。
薄い意識の中では思っているでしょうが、まだ正面には据えられていません。
何度も読み、繰り返すことで、何とかそんな発見ができるようになっています。
そこで「TKC会計人は、」を「山下明宏税理士事務所は、」
と置き換えて、読むことにしようか、と提案してみました。何となくの同意が得られました。
しかし「TKC会員事務所は、」とは書かれていないのです。ですからもう一歩前へ。
「TKC会計人である○○○○は、」と自分の氏名を入れるのが、
正しい読み方なのではないでしょうか。ここまでは、会議では申しませんでした。
そう読んでみると、恐らく読むのが、一気にキツクなるとでしょう。
この『基本理念』を我がこととして読み込む秘訣がこれかもしれません。
よい感想を聞けたおかげで、実践原理の一つが掴めたような気がしました。
おかげさまですべて上手く行っています!
いつもお読みいただきありがとうございます。
