山下明宏税理士事務所の・・・-201304111535000.jpg


坂本先生の偉大さを知る人は少なくないのですが、それにしても、今ほど注目をあびたことはなかったのではないでしょうか。もう少し正確に言うと、年々歳々、注目度を少しずつ上げていくから、常に今が一番注目されている、そんな印象を受けるのは私だけでしょうか。ある上場会社の毎期連続増収増益計画のようなご自身の姿。おそらく人生観がしっかりしている人にしかできない人生の組み立て方、運び方です。そういう人の経営は、まさに地道、そして着実な前進があるのみ。

再生器を通してですが、先生の肉声を、はじめて耳にしたのは平成7年でした。平成4~5年頃、拡大一辺倒で突き進んでいた氏が、「これでいいのか、このままで…」と悩み、方向転換を計ったころの講演録でした。あの頃の語り口、KFS作戦がはじまったころの話し方、大学院に通い始めたころの感想、松沢会長時代の出来事、学生時代の恩師、武田会長時代の活躍、そして飯塚博士も武田先生もこの世にいらっしゃらなくなった今。講演での語り口も大いに変化し、当初のそれとは隔世の感があります。そうした氏の生きてこられた過程を、ずっと眺めさせていただいてきたことに幸運を感じます。私の事務所経営は、氏のそれとは規模も質もまるで違うのですが、会計人として方向性を間違えずにこれまで来れたのは、氏をあおぎ見続けていたからにほかなりません。

しかし今回のご講演で、坂本先生にお返しできるものを、ようやく見つけることができました。それは仲間です。東京都心会には、坂本先生を生み出した5人組をゆうに超える数の「志ある人材」が育っていることに気づいたのです。私は会計人としての精神も、システム利用の意義と優位性も、事務所経営も静岡会の人材群に教えていただきました。この恩返しは、東京都心会の人材たちがきっと担ってくれるのです。氏の方向性に共鳴する東京都心会の若き人材群が東京を変える。そんな近未来を勇ましく想像しながら、氏の今と呼吸している幸せを味わいつつ、坂本節に聴き入りました。