経営助言能力の向上が求められる時代です。
先日は、「TKCシステムを正しく現場にお届けし、
企業に使いこなしてもらう」環境を整えるのが、
巡回監査担当者にできる最大の経営助言だ、
という考え方をご紹介しました。これは正しい。
しかし、その企業が、想定外の外的要因によって
痛手を被ったとき、経営はどうなるのか。
巡回監査担当者は、この視点を同時に持っていなければなりません。
これがリスクマネジメントです。定義を学びました。
企業に存在する想定リスクを洗い出す。
想定されるリスク幅を算定したら、その中に目標値を設定する。
目標値の周辺に許容可能リスクを定める。
この許容可能リスクを目標値に近づけていくことを、リスクマネジメントという。
リスクを特定し⇒分析し⇒評価することを、リスクアセスメントというそうです。
評価されたリスクは、回避するのか、低減させるのか、移転するのか、保有するのか、
4つの事象に分類します。これをリスク対応というそうです。
ハインリッヒの法則
人間の起こした同じ種類の330件の事故・災害のうち、
300件は無傷で、
29件は軽微な災害で、
1件は重大な災害であり、
さらに300件の無傷害事故の底辺には、
無数の不安全行動と不安全状態があったという結果から生み出された法則。
面白いですね、といえば軽率に聞こえますが、
リスクとはこのような確率で起こるわけです。
まず起りえない確率。しかし必ず起こる危険、事故。
そしてその確率は、誰にも平等に与えられている。
この事実を冷静に理解できる人だけが、
不意の危険や事故を乗り越えていくこができるわけですね。
事業継続のためのマネジメントシステム(BCMS)
そういうISOもあるそうです。第三者による認証って、
いろいろとあるんですね。無数に誕生してきそうな雰囲気です。
しかしこの手の認証は、巡回監査によって担保できないでしょうか。
TKC会計人による巡回監査は、会計帳簿の作成にかかわる
客観性を付与することに限定される必要はありませんよね。
企業が不足の事態に遭遇しても、いつまでにどのように回復し、
取引が再開できるか。この客観的証明は、
まさに会計人がなすべき業務のような気がしました。
リスマネ委員会に研究していただきたいです。
いやTKCのことですから、すでに研究されているかもしれません。
期待しています。委員会の皆さん、よろしくお願いします。
