- イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫/児玉 光雄
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■3.ライバルではなく同行者■
2002年、メジャーでの2年目のシーズンの前半終了時点で、
イチローは3割5分7厘で、打率2位の位置につけていた。気
の早い日米のファンは、メジャーでの2年連続首位打者、日本
時代からの通算では9年連続首位打者間違いなしとの予想を立
てていた。
折り返し時点のオールスターで、メジャー屈指の強打者マニ
ー・ラミレスが、ロッカールームでイチローにアドバイスを求
めてきた。「スウィングで足を踏み出すと体が投手方向に突っ
込んでしまうのはどうしたら良いのか」と聞くのである。
大リーグにおいては大先輩のラミレスが、2年目の新参者に
アドバイスを求めてくる所に、自分と同様、真摯に野球に取り
組む姿勢をイチローは感じとった。
イチローは「体がつっこんでも構わない。(グリップ部分の)
手が後ろに残っていればいい」と助言した。この助言を得て、
ラミレスは後半戦を3割5分4厘と打ちまくり、イチローを抜
いて、自身で初めての首位打者のタイトルを手にした。9年連
続の首位打者を逃したイチローは、後悔もせずにこう言った。
自分がアドバイスした通りにラミレスがやって、それで
結果が出れば嬉しいじゃないですか。僕もアドバイスで言っ
たことを同じようにやってきた。自分の考えていたことが
それで正しかったということになる。[3,p20]
ラミレスは首位打者を争うライバルではない。共に打撃の道
を極めようとする同行者なのだ。
(文責:伊勢雅臣)
■リンク■
a. JOG(376) イチロー、現代の求道者
イチローは宮本武蔵などの剣聖と並べてみると、よく似合う
だろう。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h16/jog376.html
b. JOG(275) イチロー少年の育て方
現代の脳科学が明らかにする、やる気のある子の育て方、教
育荒廃の防ぎ方。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h15/jog275.html
■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
→アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。
1. 読売新聞、H21.09.15「イチロー『解放された』9年連続200
安打 孤高の安堵」、東京朝刊、1頁
2. 児玉光雄『イチロー思考─孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫』★★★、
東邦出版、H16
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4809404129/japanontheg01-22%22
3. 小西慶三『イチローの流儀』★★★、新潮文庫 H21
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410137371X/japanontheg01-22%22
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人物探訪: 求道者イチローの原動力
前人未踏の道を行くイチローを駆り立
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