近くのすし屋の大旦那が亡くなりました。
これぞ家族!の見本のような結束した一家でした。
喪主を務めた、日ごろ、口下手な若旦那が、驚くほどしっかりした口調で挨拶されました。
「あれだけ元気だった父が、突然いってしまったなんて、いったいどう理解したらよいのか。父の死は未だに信じられません。生前、父はよく言っていました。『人には死に上手と死に下手がいる。俺は死に下手だよ。だからいつまでもお迎えが来ないんだ』と。しかし、私たち家族は、お父さんこそ一番の死に上手でしたね、とそんな言葉で父を送りたいと思います・・・」
私もこの方は、120歳まで生きられるのではないかと思うほどでした。
飲む打つ買うの3拍子そろったような方でした。
84歳の大旦那は、夜明かしするまで、カラオケとお酒を楽しんで、
帰宅してから、朝風呂につかり、そのまま風呂桶で寝込んでしまったそうです。
お元気な大旦那をよく拝見していただけに、命の儚さを改めて感じ、
若旦那がいかに父を愛していたかを知る葬儀でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
84歳。
