専修大学法学部教授の増田英俊先生(法学博士)が、

監査担当者へ向けて、すばらしいメッセージを下さいました。

一部をご紹介します。


「租税法を学ぶということは、租税法におけるリーガルマインドを

養成することです。(略)このリーガルマインドに基づき、

実際の判決文から理論の筋を導きだし、租税正義の観点から、

その判決文を評価するときに、どう見るのか。

判決文を深く読み込み、事実の概要を見ていくと、どのような事実に基づき、

どのような証拠が必要なのかが浮かび上がってきます。


そうすると、職員の皆さんが、月次巡回監査でクライアントを訪問した際、

見落としてはいけない点や、法的に問題になりそうな争点が、

理解できるようになります。


そのとき初めて、職員の皆さんは、月次巡回監査が法適用上の

事実認定の作業だということ認識し、

自分の仕事は、とても価値のある仕事だいうことに気づくのです。

(略)

自分の仕事に誇りを持ってほしいと思います。


租税法律主義に力を与えているのは、

職員の皆さんなのですビックリマーク


租税正義の実現は、究極のところ、

人の幸せの実現に繋がります。」

                         (TKC会報6月号40頁)

実務の最先端にいる監査担当者の使命って、実に大きいですねアップ