平成20年3月15日(土)11:00
資格の大原で大武健一郎氏(元国税庁長官)の講演会が開催され、機会に恵まれ氏に随行させていただいた。
氏は国税庁次長時代に平成14年の税理士法改正に尽力された。
氏は数々の立法に関わってこられたが、一番記憶に残るのが、税理士法改正であるそうだ。
外圧により規制緩和の波が荒れ狂った当時、日本固有の制度であるとして、
ガンとして税理士制度を守ったのが氏でもある。
なぜ守ったのか。
それは「税理士の仕事は、税理士法上の「特定」の業務にとどまらない」からだ、と展開される。
氏は、「税理士は、中小企業のホームドクターである!」と叫ばれる。
そして「税理士の社会的役割を、中小企業の経営者がまだまだ認識されていない」と嘆かれる。
認識がいただけていない原因は、税理士に問題があるからなのであろう。
公共的使命を自覚し、関与先の永続的繁栄を祈り、地味にコツコツと、当り前のことを淡々と続けていく。
その中に、私の仕事の本質が見えてくる。お客様にも必ず伝わるはずだ。
氏の講演は幾度となく伺っているが、そのたびに、新たな気持ちにさせられる。
氏の世界観や歴史観は、今を生き抜くあらゆる層の人々に有益であろう。
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