初めての銃砲店 | 無鉄砲なブログ

無鉄砲なブログ

中らぬも八卦

所持しようと心に決めた時点で

 

銃砲店の敷居が下がった気がしたのは

 

あながち気のせいでもないかもしれない。

 

というのも

 

市内に小生の親戚の自動車修理工場があるのだが

 

その隣に銃砲店があり

 

その修理工場のおっちゃんも狩猟をやっていて

 

その銃砲店を懇意にしているからだ。

 

猟銃を少し身近に感じることができたのも

 

そうした現状があったからかも知れない。

 

 


その自動車修理工場に所用があったので

 

銃砲店に行く前に

 

親戚のおっちゃんに狩猟や猟銃について


色々聞いてみた。

 

おっちゃん曰く

 

「所持自体は難しいものじゃないけど

 

 色々とメンドクサイし、時間もカネもかかるよ」と。

 

「特に狩猟やるとなると、所持許可の他にも

 

 狩猟免許やら狩猟者登録やら猟友会だなんだと色々」だそうだ。

 

高額所得者でもない小生は


いささか出鼻をくじかれた気分だったが

 

それなら先ずは射撃から始めればいいかと


思い直したのだった。

 

もともと殺生は少し気が重いと思っていたし

 

狩猟は後々でもいいかなと。

 

やっても鴨がいいところか。


(鴨には申し訳ないが)

 

ジビエ料理だなんだと話題の昨今

 

猪や鹿、キジやカモは

 

正直、食肉としてはとても美味で大好きだ。

 

だが、自分で殺生してまで食べたいとは


思わないのである。

 

 



そしていよいよ前述の銃砲店に足を踏み入れる。

 

(有)丸英商事 小幡銃砲火薬店

 

それは小生が住む市を横断する幹線国道

 

R126から少し入ったところにある。

 

前述のとおり、件の自動車工場の隣りだ。

 

ある日の仕事帰りの午後6時過ぎだった。

 

ガラス張りの入口のドアを引いて入ると

 

左側と正面のショーケースに

 

実銃がズラリと並んでいる。

 

初めて目にする実銃だ。

 

少し緊張した。

 


 

小生「ごめんください」

 

すると店の奥から、歳の頃なら還暦くらいか

 

店主と思しき人が出てきた。

 

銃砲店の店主(小幡社長)だった。

 

小生「こんばんは。鉄砲を始めたいと思って。」

 

店主はおもむろに笑顔でサムズアップw

 

少し面を喰らう小生。

 

ニコニコしながら

 

店主「射撃やりましょうよ!射撃!」。

 

いきなりである。

 

戸惑いながらも

 

小生「はい。後々は狩猟も。」と返す。

 

店主「初心者講習はもう済んだ?」

 

小生「これから申請しようかと。」

 

店主「ついこないだ講習やったばかりだよ~。ちょっと遅かったな。

 

    俺が講師だったんですよ。

 

小生「(え?そうだったの?この人って意外とすごい人なの?

 

    そうでしたか。次の3月12日の講習に申し込もうかと。」

 

店主「んじゃね、これあげるから読んでおいて!」

 

 

 

 

『銃砲所持許可取得の要点』というテキストだった。

 

店主「申請書類は揃えた?」

 

ネットでDLして記入した受講申込書を見せて確認してもらった。

 

店主「たぶんまだ空きがあると思うよ。次の講師は俺じゃないけど

 

    がんばって来て!。解からないことあったら何でも聞いてね!」

 

心強い言葉をいただいた。

 

 


概ねこんなやりとりだったと思うが

 

これが初めての銃砲店訪問であり

 

社長(師匠)との初対面だった。

 

帰宅して、『小幡銃砲火薬店』を検索したら

 

拙いながらも(失敬w)HPを発見。

 

活動紹介などと共に

 

社長のクレー射撃の経歴も紹介されていた。

 

いやどーも社長、凄い人じゃないですかあなた…

 

 

(有)丸英商事 小幡銃砲火薬店

 

http://obata-gunshop.com/

 

 

 


帰宅してネットで試験対策の参考図書を調べていると

 

よく見かける問題集があることに気付いた。

 

 

 

 

 

 

さっそく取り寄せて

 

もらったテキストと合わせて勉強を開始した。

 

そのネット検索中に発見してしまった。

 

社長にもらったテキスト

 

フリーペーパーだと思っていたのだが

 

 

 

 

 

「500円(税込)」。

 

有料図書ではないか。

 

後に再訪した際にお礼を言うと

 

「先行投資だよ」。


ニコニコしながらそう言った。

 

 

社長・・・ あなたいい人確定。