女で産まれてしまった男で産まれてしまった”罪”を背負った女と男と男と女が足掻き闘い”生”きる性悲劇はエキセントリックな性”教育”映画でもあり。
フジ木曜22時ドラマと演劇的想像力が交わり表出したのはラース・フォン・トリアー「奇跡の海」も脳裏過る怪作ギリギリの大力作。
自罰で性からの解放を願っているかのような女。
他罰的な性に縛られる男。
全てを悟り全てを許容する女。
寄り添いともに性からの解放を願う男。
”神”は登場しない。
原作未読なのですが台詞は原作どおり(もしくは近しい)のか脚色脚本化されたものなのか。
舞台劇、それも現代口語演劇以前な感じの台詞と台詞回しでカット割少なめ。
おそらく舞台なら古くさく感じていただろうが、太文字「悲劇」として映画だからこそギリギリ成立したのではって