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毎朝、出勤するとき、iphoneで音楽を
聞いたり、FM放送を聴いたりすることが習慣になっている
つい、先日、うっかり自宅にiphoneを忘れてしまった
「ああ、音楽が聴けない・・・」とがっかりしていたのだが
普段、イヤホーンで耳をふさいでいるので当然といえば当然
音楽やFM放送の音以外は耳には入ってこない
その裸の耳に様々な自然の音が飛び込んできた
うるさいくらいのせみの鳴き声
小鳥のさえずり
波の音
木々を揺らす風の音
犬の鳴き声
子供の声
車の音
そうだ、今はまさしく真夏のど真ん中
子供の頃から何度となく夏に聞こえてくる音たちだったのだ
自宅から駅へと歩く約10分のみちのりを
僕は大きなダンボの耳のように聞こえてくる音を拾い捲っていた
ふと、子供の頃のイメージが膨らんできた
小学校の頃、日曜日は朝から晩まで友達と遊びまくる特別な日だった
お昼ごはんを食べるのも忘れて駆け回っていたとき
どこかの、家庭から聞こえてくるNHKのど自慢の放送の音
「キンコーンカーンコーンキンコンカンコン・・・・」
今、自分は輝かしい日曜日という特別な日のど真ん中にいるんだという
開放感とうれしさみたいなものが、ジュわーっと心の中に
充満してきたことを、まるで昨日のことのように覚えている
iphoneを自宅に忘れた日から
あえて、iphoneを聴くことをやめてしまった
僕は会社への通勤途中は、静かに回りの音を聞き分けたり
額の汗をタオルハンカチで拭きながら、「夏」を感じることにした