妻夫木聡主演【ある男】 | べっぴん典ちゃんのブログ

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こんにちは☁☁

なんとなく曇ったりのスッキリしないお天気です。

気温が23℃くらいなのに、ジメジメと蒸し暑いです。

さて、以前にも観たNetflix

2022年公開映画

石川慶監督

妻夫木聡さん主演

【ある男】を再投稿致します。

共演は、安藤サクラさん、窪田正孝さん
眞島秀和さん、柄本明さん、清野菜名さん







【愛したはずの夫は、全くの別人でした】


以下は、ネタバレになるので、これから観る方は、スルーして下さいね照れ



実家が文房具屋を営む里枝(安藤サクラさん)は、離婚後に故郷に息子と共に戻り平穏な暮らしをしていた。其処へ客として絵の画材を買いに現れた谷口大祐(窪田正孝さん)と名乗る林業に従事する男が里枝に

「友達になってください~」


と話しかけ、次第に里枝の一人息子を可愛がり仲を深め、二人は結婚する。





一人息子は、大祐に懐いていた。


里枝と大祐の間にも一人娘が誕生する。仲の良い家族関係だった。
ある日、大祐が木を切り落とす際に、間違って転んでしまい、倒れた木の下敷きになり亡くなった。

大祐の兄が里枝の家を訪れ、仏壇の写真が弟・大祐ではないと言う。






それでは、亡くなった夫は、いったいどこの誰???となる。


そこで、其れを調査するのに離婚の時にお世話になった弁護士・城戸(妻夫木聡さん)に依頼する。城戸は、大祐の兄・恭一に会いに行き、「弟とは会っていなくて絶縁状態だ」という情報を得る。


では、偽の大祐に成りすましていた男X(窪田正孝さん)は、誰かを調べていくうちに、そのXは、父親が殺人犯で、Xの幼い頃から差別を受けていた。


Xは、どこに行っても何をしても差別だらけの中、全く違う人生を歩もうとして、他人である谷口大祐に成りすまして生きてきた。


城戸は、他人に成りすますためには戸籍も何もかも買うのに仲介人が居たはずだと思い、詐欺師で刑務所にいる小見浦憲男(柄本明さん)に面会に行った。


小見浦は、城戸を一目見て、在日である事を言い放ち、城戸の反応を見ていた。城戸自身も帰化したとはいえ、心の中で差別へのわだかまりがあった。



この時の柄本明さんの詐欺師役の演技が憎たらしくて、ホントこの方は、凄い役者さんです。

で、城戸は、この一件にのめり込み過ぎて、妻(真木よう子さん)からどうしてそんなにのめり込むのかを不思議がられた。




つまり、Xと城戸は、人権差別を受けて生きていたという共通項があった。なので、この一件の成り行きが気になって仕方がなかった。


本物の谷口大祐は、生きていて反りの合わない兄とは絶縁していたという事実。


そしてX自身は、犯罪歴なしで、単に父親が殺人犯という重荷を背負わされたが当の本人は、紆余曲折ありながらも至って優しい善良な優しい男だった。


そんな訳で、里枝と息子の名字は、谷口から旧姓に戻った。Xは、息子との関係において優しい父親であったし、良い想い出を残してくれた。


Xは、幼い頃から殺人犯の父親にしてもらえなかった事を新しい家族になった息子に全力でやった。


里枝もある種 その事に関して幸福感を感じていた、






安藤サクラさんの母親役、凄く良かったです。あとね。窪田正孝さんが殺人犯の父親役とその息子役の二役だったけど、父親が逮捕される時の演技が何とも狂気の表情で釘付けでした。

子役の男の子と女の子も可愛い子達でした✨

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