向田邦子終戦特別企画ドラマ【あさき夢見し】 | べっぴん典ちゃんのブログ

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8月15日、今年も終戦記念日がやってきました。戦後79年。その日も今日の様な暑い日だったのでしょう。

国民は、天皇陛下の玉音放送を全国民が正座をして傾聴しておりました。

戦争の無い平和な世の中でありますように。


向田邦子終戦特別企画ドラマを編集して投稿致します。


【あさき夢見し】


👎️から観てね!








昭和20年3月10日。東京大空襲で焼け出された中島咲(岸恵子さん)は、長女の今日子(清水美砂さん)と次女の未来子(高畑智子さん)と共に埼玉の料理屋を営む静江(藤村志保さん)の所を頼りに疎開する。
静江から家を借りて親子3人の暮らしが始まる。



元々、咲は、後妻であり、長女とは血がつながらない事もあり、喧嘩ばかりであった。



そして、静江の甥で陸軍の士官学校幹部・柳史郎(小林薫さん)は、20年前 咲とは、恋人同士であった。その事実を知りショックを受ける未来子。



料亭では、特攻隊の皆が夜毎集まり、互いにお国の為と叱咤激励しながらも酒を酌み交わし鋭気を養うのが常であった。



咲は、元芸者であった為に静江に頼まれてお座敷で三味線を弾き、酒にも付き合った。


芸者見習いに来た二人(松居直美さん、内田春菊さん)も静江に面倒を見る様に頼まれ、咲達と一緒に暮らす。


其処へ定子(戸田菜穂さん)も加わる。定子にはもう直ぐ飛び立つ特攻隊の恋人がいた。定子は、ここに居れば、恋人に会えるかも知れないとジッと耐えて動かずにいた。


そのかいもあり、定子は、特攻に行く恋人との最後の別れの一夜を共にする事が叶った。


この作品は、血のつながらない親子の確執の雪解けや、お国の為に散っていく命の最後の灯火を皆で泣きながら華やかに送り出すといった人生のどうしようもないやるせなさを描いた作品でした。





この【あさき夢見し】も悲惨な戦時中の日本人の日々の暮らしを坦々と描いておりました。


昨日まで見ず知らずの他人だった芸者見習いの二人と定子。親子3人と一緒に片寄せあった暮らし。戦争がもたらした極限の状態の中でも人との暖かな温もりが感じられたシーンが多いのが向田邦子作品の味わいです。


爆撃シーンも人が血を流すシーンもありませんが それゆえに余計に心打たれました。


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閑話休題


36℃の名古屋でした。何もしなくても汗💦。


皆様もくれぐれも熱中症に気をつけて、お過ごし下さいませ。