松本清張原作ドラマ【薄化粧の男】 | べっぴん典ちゃんのブログ

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松本清張原作



1997年度版ドラマ




【薄化粧の男】







化学メーカー課長の草村宅造(風間杜夫さん)が路上に停めてあったルノーの中で殴打され縄で首を絞められて殺害されていた。



発見されたのが早朝で ルノーのすぐ側には 、通常は あるはずも無い進入禁止の標識⛔が置いてあった。



妻の草村淳子(大谷直子さん)は、刑事が家に来ると夫のオーディコロンを捨てていた。



丁度 少し前に夫の死亡保険金の増額をしたばかりだった。




会社での草村は、表向きには女子社員に何かと気を使う良い上司という評判の男だが ・・・・



草村には、ホステスのユキ(斉藤由貴さん)という愛人がいて、彼女の職場に頻繁に現れては 自分の女だと他の客に言い ユキは そんな嫉妬や束縛に辟易していた。



妻の淳子には、日頃から家庭内DVで悩ませるも離婚して欲しいと妻に言われると気の弱さから 頼むから別れないでくれと懇願する。



妻は、愛人宅に行き、部屋のあちこちを調べて大声で夫の居場所を探る。この大騒ぎをする行為を近所の人達は迷惑していた。



草村は、既に50歳をとうに過ぎていて、若さを保つのに必死で自分で毛染めをしたり、うっすらと化粧を施していた。



そして、ユキという愛人がいるにもかかわらず、会社の女子社員のにも目をつけ、プレゼント攻撃やら 勝手に家に来て鍵を開けて侵入して来るという迷惑行為までしていた。女子社員には恋人もいて、草村にはハッキリと迷惑だと言ったが 草村の逆恨みで社内で嫌がらせをされ会社に居られなくなった。





そんな嫌な人格の男。愛人と妻が結託して卓三の殺害計画を練ったというわけだ。








ユキには、ふとしたきっかけで宅配業務をしている幼馴染みと知り合い、程なくして二人は恋人関係になった。それを卓三が異常な嫉妬心で詰め寄るという事があった。



まだ、幼馴染みと知り合った頃。




あちこちに聴き込みをする刑事役の石橋蓮司さんの推理が冴え渡る。




最後に、事件の事を苦にしたユキが自殺をしてしまう。



ユキの恋人は、ユキが死んでしまったので、捜査に協力するため、淳子を呼び出し、口止めの保険金の受け渡しの現場に来た。










かくして、事件は 解決。




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若さを無くし、髪も薄くなり白髪も増えてくる。まだまだ若いと思いたいし、自分ではなかなか認めたく無い心理は痛いほどわかります。



しかし、浮気を責められ妻にDVするとは、逆ギレするなんて弱い男の証拠。さっきまで妻に対して強きでいたのに、別れたいと言われて涙ぐみ平謝りとは。



妻にも愛人にも卓三お気に入りの女子社員にも  ほとほと愛想を尽かされた憐れな男のお話でした。




若々しいのも魅力的で良いけど、男は、中身 人間性が大事です。若いときにモテてチヤホヤされると ついついそれを引きずって いつまでも女にもてるという事ばかりに こだわるお馬鹿さんに成り下がってしまいがち。



其にしても、妻役の大谷直子さん、素敵です。どんな役柄でも 見とれてしまいます。




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閑話休題



一日中、雨☔でした




梅雨☔☔🐌、早く明けてくれないかな🎵