山田詠美原作ドラマ【賢者の愛】 | べっぴん典ちゃんのブログ

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こんにちは☀☀


今日は、夜から雨が降るみたい。
ジメジメ感で、鬱陶しいけど、今日も一日 元気で過ごそう〰爆笑


さて、以前シネフィルWOWOWにて観た、山田詠美原作、中山美穂さん主演ドラマ

【賢者の愛】を編集して投稿します。

画像は、お借りしました🙇











此処からは、ネタバレになりますのでご注意下さいね~!



真由子(中山美穂さん)が親友・百合(高岡早紀さん)の息子が生まれた時から20年の歳月を掛けて調教し、自分好みの青年に仕立てていくという復習劇。




悪女役を演じたら、それはもうはまり役の高岡早紀さんが親友・真由子(中山美穂さん)の初恋の男であり作家の諒一(田辺誠一さん)を誘惑し、妊娠。そして、結婚にこぎつける❗


真由子は、百合に生まれたばかりの男の子の名付け親になってほしいと頼まれ、谷崎潤一郎の【痴人の愛】の登場人物 ナオミをモチーフにして、直巳と名付ける❗


奔放なタイプで何でもかんでも自分の思うとおりにしたい百合(高岡早紀さん)は、昔から真由子の持っている物がすべてにおいて羨ましく、横取りするのが好き❗


真由子の初恋の男・諒一を奪っただけではなく、遡って みると学生の頃に、真由子の編集者の父親(榎本孝明さん)に近づいて誘惑する。その現場を真由子に見られてしまい、一週間後に 父親はブランコに座ったまま首吊り自殺。


真由子は、かけがえのない二人の男達を奪われた。





女としての本能が勝ち母性本能が薄い百合を母親に持った直巳は、幼い頃から、頻繁に真由子に預けられ、なついていた。手作りの食事も本の読み聞かせもして可愛がる真由子。直巳が青年に成ってからは、真由子を女として意識するようになる。


真由子の調教が完成し、真由子と直巳は、遂に男女関係になる。


しかし、真由子に夢中になる直巳とは裏腹に真由子は、それ以降 肉体関係を拒絶し、若い女性をあてがおうとする。



直巳は、どんなに若くて美しい女を抱いても心の中で真に愛しているのは、親子ほど年の離れた真由子だった。





真由子と直巳の関係を知った諒一は、息子を問い詰め、その昔 真由子を深く愛していたが 魔が差して親友の百合と寝てしまいお前が生まれたと口走ってしまい、父子は殴りあいの喧嘩になる。



一方、直巳の母親(高岡早紀さん)は、興信所で夫・諒一と真由子の調査を依頼するも 蓋を開ければ直巳と真由子の男女関係が明らかになる✨




出張している諒一が脳梗塞になったと嘘を言い真由子を誘いだし、出張先へと車を走らせる✨


百合は、運転している真由子のハンドルを持つ手元を掴み、そのまま、木に激突。


真由子だけが生き残る。しかし、車椅子♿で無表情の真由子の傍らには直巳の姿が・・・・


ただ、一筋に真由子への愛を貫こうとする直巳✨真由子を砂浜に残し、海辺へと駆け出す直巳を見る横顔には、微かな笑みが見てとれる。


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こうして、真由子の完全なる調教が完成されたのだった。


真由子の持っている物を横取りしたがる悪女の役どころ、母親・百合役の高岡早紀さん。まさに、はまり役でした。息子が真由子に取られ、夫の自分への愛を疑い、独りぼっちになる寂しさから真由子もろとも死への道を選んだ哀しい女。



結局、この親友同士の女の闘いは、真由子の勝利のようでした。


真由子は、直巳を調教していたつもりが深く愛してしまった。


山田詠美さん原作ドラマ、ドロドロ展開が まるで韓国ドラマを観ている様でした。