チョ・ソンジンさんのリサイタル | Music Hills ☆彡

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辻堂駅から徒歩10分のピアノ教室です。

1/19 ミューザ川崎シンフォニーホールにて。
一階前から6列目、左寄りの席でしたので、響きはイマイチ…残念でしたが、手の動きやペダリングがよく見えて勉強になりました!


プログラム前半
ベルグもシューベルトも一瞬の隙もない完璧な演奏でした。

↑すみません、もっと細かく感想書くべきですが、、、後半細かく書くので許してください!


プログラム後半は
ショパンの24のプレリュード。

この曲は一応楽譜は頭に入っているので、少し前のめり気味に聴きました。

印象に残ったことをつらつらと…

1. ハ長調
いきなりのテンポ・ルバート
とっても「自由さ」を表現していたように聴こえました。

2. イ短調
音楽は確かに流れてるけど、まるで時間が止まっているような不思議な世界

3. ト長調
左手のすばやさにたまげました
右手の3度の和音もキレキレ

4. ホ短調
悲しみのカンタービレ

5. ニ長調
打鍵のタイミングがよく分からないほどのレガート!

6.ロ短調
各声部の弾き分けがスゴイ

7. イ長調

8. 嬰へ短調
速い!こんな速くても良いんですね…

9. ホ長調
この曲を弾く直前に背中が真っ直ぐになってました。少し左に座り直したのですね

10. 嬰ハ短調
この曲好きなのでもうちょっとゆっくり弾いて欲しかったです…

11. ロ長調
かわいらしい曲。ずっと聴いていたくなるような心地よい曲です。ショパンさん、この曲もう少し長くはなりませんでしたか…

12. 嬰ト短調
あまりにも素晴らしい演奏すぎて
客席で前のめりになってる人多数

13. 嬰ヘ長調
12番はきっとご本人もスゴイ頑張って弾いたと思う…その後の安堵感が漂う演奏でした。

14. 変ホ短調
この曲はモゴモゴした曲なのでひたすらモゴモゴ弾く…しかないですよね

15. 変ニ長調
前曲のモゴモゴはこの「通称雨だれ前奏曲」を引き立たせるための前奏曲なんだな〜とか勝手に解釈してみたりしつつ、霊感を感じさせる演奏に圧倒されました

16. 変ロ短調
またまた速い!うねるような音の塊があっという間に現れては消えていきました

17. 変イ長調
これも大好きな曲なので
心の中で大いに歌いつつ聴きました
再現部の低音のAsを強めにして鐘の声のように響かせて弾いてました

18. へ短調
気性の激しさ…怒りの感情を表現していたように感じました

19. 変ホ長調
この曲を速く弾くのって結構大変なはずなのに…20番になだれ込んでいきました

20. ハ短調
第一音を弾く時に少し唸る声が聞こえました。特に魂を込めて演奏していた様子

21. 変ロ長調
20番がスゴイ重たかったので、21番の優しくて清々しい演奏でシンドイ気持ちから開放されました

22. ト短調
アゴーギクを大切にしていたせいか少しテンポが独特でしたが、とても気に入りました。

23. ヘ長調
最後の長調。明るい調子なのに少し寂しさも漂います。

24. ニ短調
終曲。総括するかと思いきや…悲しみの感情が爆発して終わります。


何回聴いてもこの24曲は不思議な世界へ迷い込まされます。



それにしても、ほとんどミスタッチもなくて完璧な演奏でした。

この方は恐らく寝ててもリサイタル出来るんではないでしょうか。

よく弾き込んでますね~
というレベルの遥か彼方にいます。

ものすごい難曲なのに
鍵盤をフワーフワーと触ってるだけのように見えます。

それでいて
聴く人を惹きつけるのなんのって。

なんでこんなに惹きつけられちゃうのかしら。
音楽が私めがけて洪水のように溢れてる感じです。

ここまで仕上げるとは…
その道のりたるや、壮絶なものだったのでは…

テクニックだけではなく類い稀な感受性も併せ持っていなければ、このような繊細な表現も出来ないでしょう。

繊細さと大胆さ

表現の幅を広げていくって
本当に大変だと思います。

ブラボーキラキラ

ブラボーキラキラ

客席からの拍手喝采に少しニコッと笑う姿はもう普通の少年でした。

ピアノって面白いラブラブ
やっぱり生演奏で聴かないと、ね音譜

そして、明日からもっともっと練習せねばあせる


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