《ご質問はコメント欄にどうぞ》
内容が増えて書籍(ペーパーバック版)でも売るようになったので買いました。
300ページくらいあります。参考書みたいです。
《~本文第2章より~》
2-3 服用が長期になるほど離脱困難になる、わけではない
「エドワード・シュワイツァー医師らの研究では、服用期間と漸減成功率の関連性について次のように結論付けています。
「ベンゾジアゼピン治療の累積期間(ベンゾジアゼピン連用期間)は、被験患者の漸減成功率にほとんど影響がないことがわかった。つまり、一定量のアゴニストに長期曝露されると、基礎となる受容体感受性にそれ以上の適応変化は起こらない。」
つまり、長く飲めば飲むほど止めにくくなるわけではないということです。
今が必要な方は安心してに頼って下さい。服用期間は問題ではなくあくまで止め方・減薬方法が問題です。断薬がゴールじゃありません。依存症じゃありませんから。根性で止めて後遺症が残るくらいなら飲んでいましょう。そのうち「減らしたい」と思う日が来ます。そして半分減らせたらまた何か月でも何年でも休んで良いのです(ロングステイ)。
《~本文第8章より~》
8-2 【一気断薬などにより長く離脱症状に苦しんでいる方へ】不思議な現象「 回復が突然起きる」
とても不思議な現象があります。数多くの逸話事例(anecdotal evidence)の中で神経適応の逆転変化が突然起きたケースがいくつかあります80)。つまり回復が突然に起きたという事例です。ベンゾバディで投稿された突然の回復事例をふたつ、以下に翻訳して転載します。
事例① 体験談:『2年後、100%回復』
・・・・
事例② 体験談:『15か月間苦しみ続けていたところ、いきなり回復』
・・・・
掲載されていた事例①は一晩で回復していました。事例②は一瞬で回復!。すーごく不思議です。みなさんも読んでみて下さい
《注意》
本にも書いてありますがこのような体験はまれです。
突然の回復を期待して絶対に早く止めようとしないでください
みんな一瞬で回復すればいいのに!
※ 離脱症状を認めない主治医には『米FDA ベンゾジアゼピン薬のブラックボックス警告』と『【厚労省】重篤副作用疾患別対応マニュアル-ベンゾジアゼピン受容体作動薬の治療薬依存(13ページまで)』を印刷し読んでもらってください。
減薬手法は米国NPO団体の『ベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューション』を参考にし、これも主治医に見せて下さい。
※ 依存症専門病院にはぜったいに行かないように。自称”専門家”、"減断薬カウンセラー”、“自助会”、“薬を抜く”、“デトックス”といった治療には関わらないように!!(“抜いて”はダメです!)
※『ベンゾ依存は依存症ではなく薬剤性脳神経傷害です』(米FDA「ベンゾジアゼピン長期使用に関する疫学研究レビュー」の見解より)
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