ドクタークリスティがリツイートしていたツイートに体験談があったので紹介していきますニコニコ

ヘレン・デービスさんという当事者の体験談です。

 

前回

 

JOURNEY INTO DARKNESS (暗闇への道程)

離脱症状の波

6週目。さらにひどい離脱症状。もはや悲惨を通り越して言葉にできないものでした。わたしはいままでの人生の愛に溢れた思い出を手繰り寄せながらなんとか自分を保っていました。自分の幸せな立場を再確認するため姉妹達に電話をかけたりメールを送ったりしました。このベンゾ地獄に苦しんでいる人たち全員がわたしのように幸運であるわけではなく、誰のサポートもなく孤独に耐えて絶命する人もいるのですから。ただ悲しいことに、いままで学んだベンゾ離脱の知識は十分ではなかった。ここまで酷いと、もはや回復は難しいのではないかと恐れました。一生つづくのではないかと。

7週目。回復への兆候とジアゼパム断薬後の生活が想像できるようになりました。わたしはプロプラノロールの服用を開始しました。プロプラノロールは高血圧、不整脈、震え、不安、甲状腺機能亢進症などの治療に使用されるベータブロッカーです。減薬が終わりに近づき、悪化する不安と震えを抑えるためにプロプラノロールを使用ました。

医者に言われるがままに処方されたものを遵守して飲み続けた(I had taken as prescribed)薬に自分がこれほどまでに依存(dependent)していたのだ。私はこの悪魔の薬を口にしてきたことを本当に後悔しました。プロプラノロールを開始してから5日後、気分が良くなりました。朝はいつもより楽になり希望を感じ始めました。この状態は8週目まで続き、不安はそれほど悪くなりませんでしたが、まだ体の揺れている感じは続きました。ただおそらく減薬をやり遂げ生き残ることができそうだと思えはじめました。

9週目。なんてこと。離脱症状が逆戻りしまた最悪になりました。今回は手足のうずきや胴体のブルブル感、混乱する鮮明な夢、つまり悪夢でしょうか。自分がどこにいるのか分からずに目覚め、毎日暗唱した祈りのフレーズを思い出せない。自分の足で立つことができない、恐怖。もうじき断薬です。そのとき何が起こるのか?ジアゼパムが無くなってもわたしの体は耐えられるのでしょうか。

 

 

つづく

 

 

 

断薬日記~気が付けば管理人さんのツイート

ベンゾが分かりにくいのは「これはさすがにベンゾ関係ないだろう」というものにも関わっている点です。物凄く分かりにくい離脱症状が多数あります。そこに知ったかぶり星人がやってきて「それは原疾患。」「メンタルの問題。」なんて言い出すものだから迷うのです。」

※ 減薬手法はアシュトンマニュアルを読んで基礎知識をつけたのち、米国NPO団体BICのメディカルボード医師達監修のもとに作られたベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューションを参考にしてください。

それと、専門医を探そうとしている方はベンゾ専門医の見つけ方:ベンゾ断薬10のヒントを読んでみてください。自称”専門家”や"カウンセラー”が減薬バブルに乗って乱立してきてるのですぐに飛びつかないように!!

『ベンゾの減薬は年単位で』

『ベンゾ依存は依存(addiction)ではなく薬剤性神経障害(injury)』

 

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