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ジアゼパム依存で訴えられる医師たち」②

2011年12月29日

著者:Nina Lakhani

 

「医師に対するベンゾ訴訟でもっとも最初の勝訴となったのは、14年間バリウム(ジアゼパム)を処方され続けたレイ・ニモーがスカンソープ市の主治医に対して起こしたものです。2002年のことです。彼の担当弁護士であったキャロライン・ムーアはこの1か月間に5人の訴訟希望者の紹介を受けました。

 

わずか2週間の処方量連用で耐性がつき、同じ効果を得るためにより高用量を必要とする人々がいる一方で、何年もの間服薬し副作用がほとんどない人々もいます。いずれにせよ多くの場合、中止するときが問題となります。その時の離脱症状は元疾患よりもはるかに酷い精神的および身体的症状となる可能性があります。

医師でありメディカルリーガルケースの専門家でもあるエイドリアンロジャース博士は、次のように述べています。『訴訟がこれ以上起きないとはとても言い切れない。長期間処方し続ける多くの医師たちにもはや弁解の余地がない。責任ある医療行為とは思えない。』

 

英国全体では、専門的なベンゾ離脱コンサルサービスはほんの一握りしかいません。ほとんどの人はかかりつけ医からそのまま減薬指示を受けるか、または不法薬物中毒者を対象とした依存専門施設に頼ってしまいます。新しく設けられた無料相談窓口リカバリーロードでは月に約250件の電話を受けています。『相談の内容は主に急減薬された人々からのものだ。彼らはみな拷問室にいたかのようだと訴える』とリカバリーロードのバイリッサ・フレデリックは述べています。

 

ブラッドフォード市のブリッジプロジェクトは、ベンゾジアゼピン長期使用者を追跡しているようです。それによると今年、ひとりの薬剤師が102人のベンゾ服用者の離脱を助けたようです。

ベンゾジアゼピン専門医のクリスフォード博士は、依存している人々を安全に離脱させる方法について新しいガイダンスを起草しています。『ベンゾは優れた薬で即効性があります。ただ医師が短期間のみ処方していることを確認し制限するシステムがないので(蔓延処方が多く発生する)陥りやすい状況なのです。』と述べています。」

 

クドイけど、規制最先進国イギリスの話ねイギリス

 

つづく

 

 

わたしさんのツイート

私も以前 パキシルを「もういっかぁ」でのまなかったら、次の日 大変な事になりましたアセアセ

ベンゾの離脱症状は その上をいく感じですゲッソリ

※ 減薬手法はアシュトンマニュアルを読んで基礎知識をつけたのち、米国NPO団体BICのメディカルボード医師達監修のもとに作られたベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューションを参考にしてください。

それと、専門医を探そうとしている方はベンゾ専門医の見つけ方:ベンゾ断薬10のヒントを読んでみてください。自称”専門家”や"カウンセラー”が減薬バブルに乗って乱立してきてるのですぐに飛びつかないように!!

『ベンゾの減薬は年単位で』

『ベンゾ依存は依存(addiction)ではなく薬剤性神経傷害(injury)』

 

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