ベンゾバディの超長いサクセスストーリーニコニコ

超長い物語zzz。数回に分けて紹介してます

 

前回はこちら

 

7年間の昏睡から目が覚めた」 ⑩

2013年11月1日投稿

 

Analog1

ラウンド3

アシュトンマニュアルとベンゾバディ

 

調査を通して私はアシュトンマニュアルを発見しました。アシュトンマニュアルは、ベンゾ依存の何千人もの人々(訳注:実際は300人)を治療したイギリスのアシュトン教授によって書かれ、患者の離脱過程での経験を概説しています。

ベンゾ離脱を考えるなら、まずはアシュトンマニュアルを読むことを強くお勧めします!

アシュトン博士は、バリウムの半減期がとても長く、クロノピンやザナックスよりもはるかに少ない用量(細粉がある)で投与できるため、バリウム(ジアゼパム)への置換を提案しています。とはいえ、これは特にクロノピンではあまり許容されないことがあります。KlonopinとXanaxがValiumより20倍強い、すなわち、0.5mgのKlonopinが10mgのValiumに等しいわけです。Valiumを水溶液に溶かすことでさらに少量づつの減薬ができます。私が以前、砕いて一番小さくしていたクロノピンは、まだ5mgの同等のバリウムだったのです。Valium 5mgからのジャンプ。無茶でした。。。

うまくテーパーするためには、液体バリウムを手に入れるか、または液体滴定をクロノピンで直接行わなければならないことになりました。後で詳しく説明します。しかし、少なくともこの時点で私は自分が何をする必要があるのか​​を知っていたし、それには長い時間がかかるだろうと覚悟していました。症状が辛くなるにつれて、ペースを落としながら10〜14日ごとに10%の割合でカットすることをお勧めします。断薬までわたしの場合ほぼ1年かかりました。

私は別の医者に行き、状況を説明しました。バリウム処方を頼んだところ医者は断りSSRIを提案した。「サンクス。でもノーサンクス」。漸減には十分な時間をかけて回復させる必要があると彼に言いました、そしてできればすぐにテーパリングを始めたかった。残念ながら、彼はベンゾ離脱症状のことを知りませんでした。彼は次に一日おきに服用する隔日法を提案した。これはひどい考えで、投与間の離脱によって血中濃度の不一致があります。ありがたいことにその医師は少なくとも思いやりがあり、クロノピンを元通りの用量に戻してテーパリングすることに同意しました。

私はまたオンラインフォーラム、ベンゾバディを見つけた。これは私にとって最大の助けになりました。

私は2012年7月に再服薬し数週間以内に安定。そして同じ正確な時間に、1ヵ月間毎日一貫した服用量を服用することから始め、その後テーパリングを始めました。途中で小さな切れ目を入れる。以下は私のカットのリストを日付順に並べたものです。そうこうするうちに牛乳を使ったミルクタイトレーションとそれらに伴う離脱症状についてより詳細に調べました。

 

7/12  - 再服薬&安定。
9/12  - スロードライカットテーパー開始。
2/13  - ミルクタイトレーションに切り替え。
* 次の量を1日3回服用
.180  -  3/08/13
.125  -  3/12/13  
(1日3回から1日2回に変更)
.093  -  3/18/13
.083  -  3/23/13  
.075  -  4/16/13  
.072  -  4/22/13
.060  -  5/11/13
.055  -  5/16/13
.050  -  5/21/13
.044  -  5/24/13
.037  -  6/01/13
.035  -  6/03/13
.030  -  6/11/13
.020  -  6/13/13
.015  -  6/17/13
.010  -  6/21/13
.005  -  6/25/13
6/29/13  - ベンゾフリー

 

 

訳注: 

Klonopin =リボトリール、ランドセン

Xanax =アルプラゾラム、ソラナックス

Ativan =ロラゼパム、ワイパックス

Valium =ジアゼパム、セルシン、ホリゾン

 

 

つ・づ・く

 

※ みなさん、減薬手法はアシュトンマニュアルを読んで基礎知識をつけたのち、米国NPO団体BICのメディカルボード医師達監修のもとに作られたベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューションを参考にしてください。

それと、専門医を探そうとしている方はベンゾ専門医の見つけ方:ベンゾ断薬10のヒントを読んでみてください。自称”専門家”や"カウンセラー”が減薬バブルに乗って乱立してきてるのですぐに飛びつかないように!!

『ベンゾの減薬は年単位で』

『ベンゾ依存は依存(addiction)ではなく薬剤性神経障害(injury)』

 

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