「その痛みが無くなったら、あなた何をしたいですか?」
今回のテーマは「膝の痛み」についてです!
まず…
膝痛に対する西洋学的な治療法は、主に対症療法が中心であり、お薬や施術後に痛みは一時的に楽になるものの、根本として改善していない例も多いのが現状ではないでしょうか?
膝の痛みで何年も病院へ通われているお年寄り…よく見かけますよね?
ちなみに、東洋医学でのアプローチでは、炎症を取ることに加え、筋骨を強化すること、血流をよくすることなどがポイントであり、根本改善を目的とした治療が期待できることをご存知でしょうか?
実は、長年苦しんだ膝の痛みが、漢方薬で改善するケースって案外多いのです。基本的には時間をかけて原因を取り除く傾向がありますが、中には飲み始めて一週間で効果を実感される方も大勢います(^_-)-☆
現在膝の痛みにお困りの方は、これを機にご自分の痛みのタイプについて確認してみてください。
≪痛むきっかけ≫
◎骨や筋肉の痛み…歩いていたり、立ち続けていたり、筋骨が疲労することで痛むタイプ
◎血流不足の痛み…同じ姿勢を続けていたり、寝起きに痛みが悪化することで痛むタイプ
≪痛む場所≫
◎膝の内側…痛いと訴える方が一番多い場所です。軟骨が擦り減って、神経があたって痛い。炎症も起こしやすい場所と言えるでしょう。
◎膝の外側…炎症も起こしやすいですが、筋肉の衰えやO脚の影響が出やすい場所です。骨格筋の歪みが影響しやすい場所といえるでしょう。
◎膝の裏側…慢性化、重症化すると痛む場所です。膝裏のスジが痛い、ひきつれたような痛みがあるとしたら、靭帯の炎症やリンパの流れが悪くなっている可能性もあります。
このように、それぞれの痛みのきっかけや場所を区別する他、痛みの始まった時期やその方の生活環境なども考慮し、それぞれにあわせた漢方薬を選定していきます。
その為「お隣の奥さんの膝痛が〇〇湯で良くなったと聞いたから、同じのをください!」とはならないということです。対応やお薬は人それぞれ異なります。
ちなみに…
●症状の炎症が割合に激しい時期(漢方では陽証)
麻杏ヨク甘湯、防己黄耆湯加減、越婢加朮湯、等々
●痛みが慢性化してしまった時期(漢方では陰証)
桂枝加朮附湯、越婢加朮附湯、防己黄耆湯加減、等々
を状況に合わせ使用、組み合わせたりして対応しております。
そして、お薬以上に大切な事は・・・
「その痛みが無くなったら、何をしたいか?」という事です。膝の痛みにかかわらず、どんな症状でも同じですね!
旅行に行きたい!韓流の追っかけがしたい!社交ダンスを習いたい!ゲートボールがしたい!お孫さんを抱っこしたい!…
あなた様の未来をどうぞ存分に描いてみてください。
その未来を描くために、お薬をしっかり飲んでいただくことに加え、日頃の養生も再確認させていただきます。
せっかくなので、少しですが食事のお話もご説明しますね!
≪食養生のポイント①≫
筋肉は何からできていますか?そう、タンパク質ですね。では、タンパク質の一日に必要な量は?
g変換で体重の1,2倍から2倍といわれます。(体重50㎏の人なら最低60g…強化をしたいなら100g)
「あ!そのくらいなら食べてる」…って思ったあなた・・・あまいです(笑)
食品中のタンパク質の割合は魚で20%、肉で25%
もし、仮に全部お肉で取ろうとすると、一日で400g相当のお肉が必要です。夕食にお肉や魚を召し上がっている方は多いですが、とても、一食では摂りきれませんね。
なので店頭では“毎食しっかりタンパク質を食べましょう!”とお伝えしています。
もちろん肉も、魚も、卵も、豆も…ぜーんぶバランスよく、よく噛んで食べることが大切です。お肉が苦手な方は卵を多めにしても良いと思います。卵は少ない量でも吸収が良いので、効率よくタンパク質が摂取しやすいと言われています。
≪食養生のポイント②≫
では、骨の材料は何でできているでしょう?
カルシウム・・・
これは半分正解です。実は、骨はカルシウムだけでは強化されません。例えば、大まかな骨のミネラルのバランスは・・・カルシウムとマグネシウムが6対4と決まっています。この割合で摂取しないと、カルシウムだけで骨は作れないのだそうです。
牛乳ばかり飲んでいてもダメってことですね!ミネラルはバランスが大事です。
そもそも、骨は出来たら終わりでなく、常に、壊しては作り、作っては壊す作業をして骨の強度を保つために、リフォームを繰り返している訳です。そこにカルシウムだけがドカンと増えると、逆に体外に出さなければと体は思うのです。体にとっても、バランスはすごく大事なんですね!
そのため「アメリカや、欧米、デンマークなどの乳製品の摂取量が多い国では骨粗鬆症が多い」というデータもあります。
では、骨をつくるには何がよいか?
一番オススメできるのは「骨は骨で作る!」というわけで、“小魚”はやはりいいですね。
また、骨の形成にもやはりタンパク質は重要ですので摂取をお忘れなく!
さて、取らなきゃいけない物はわかりました。次は取ってはいけない物(‘◇’)ゞ
≪食養生のポイント③≫
基本的に避けていただきたい食べ物は、“炎症を助長するもの”“血流を悪くするもの”とご理解ください。例えば…
辛いもの、アルコール、油もの・・・炎症がひどくなります。
甘いもの・・・血流が悪くなります。白糖はミネラルの排出も促進します。
もち米・・・・やはり炎症がひどくなります。お煎餅もご注意を!
冷たいもの・・代謝も血流も落としますよね。
ご自分の体温以下の物は基本、冷やしますからご注意くださいne
。
また、残念ながら、良いお食事を頂いても、筋肉は動かさないと絶対につきません。入院したり、骨折してギブスをしたりすると、あっという間に筋力は落ちてしまいますよね!
痛みのあるうちは逆効果ですが、楽になったら筋力をつけていくことも大切です。
毎日の養生とお薬があなたの膝痛を楽にするかもしれません。お困りの方は是非ご相談ください。
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