意外と知らない「膝の痛みの養生法」 | さいたま市大宮 いわい薬局の体と心を整える漢方ブログ

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「その痛みが無くなったら、あなた何をしたいですか?

 

今回のテーマは「膝の痛み」についてです!

 

 

まず…

 

膝痛に対する西洋学的な治療法は、主に対症療法が中心であり、お薬や施術後に痛みは一時的に楽になるものの、根本として改善していない例も多いのが現状ではないでしょうか?

 

膝の痛みで何年も病院へ通われているお年寄り…よく見かけますよね?

 

ちなみに、東洋医学でのアプローチでは、炎症を取ることに加え、筋骨を強化すること、血流をよくすることなどがポイントであり、根本改善を目的とした治療が期待できることをご存知でしょうか?

 

実は、長年苦しんだ膝の痛みが、漢方薬で改善するケースって案外多いのです。基本的には時間をかけて原因を取り除く傾向がありますが、中には飲み始めて一週間で効果を実感される方も大勢います(^_-)-

 

 

現在膝の痛みにお困りの方は、これを機にご自分の痛みのタイプについて確認してみてください。

 

≪痛むきっかけ≫

 

骨や筋肉の痛み…歩いていたり、立ち続けていたり、筋骨が疲労することで痛むタイプ

 

血流不足の痛み…同じ姿勢を続けていたり、寝起きに痛みが悪化することで痛むタイプ

 

≪痛む場所≫

 

膝の内側…痛いと訴える方が一番多い場所です。軟骨が擦り減って、神経があたって痛い。炎症も起こしやすい場所と言えるでしょう。

 

膝の外側…炎症も起こしやすいですが、筋肉の衰えやO脚の影響が出やすい場所です。骨格筋の歪みが影響しやすい場所といえるでしょう。

 

膝の裏側…慢性化、重症化すると痛む場所です。膝裏のスジが痛い、ひきつれたような痛みがあるとしたら、靭帯の炎症やリンパの流れが悪くなっている可能性もあります。

 

 

このように、それぞれの痛みのきっかけや場所を区別する他、痛みの始まった時期やその方の生活環境なども考慮し、それぞれにあわせた漢方薬を選定していきます。

 

その為「お隣の奥さんの膝痛が〇〇湯で良くなったと聞いたから、同じのをください!」とはならないということです。対応やお薬は人それぞれ異なります。

 

ちなみに…

 

●症状の炎症が割合に激しい時期(漢方では陽証)

 麻杏ヨク甘湯、防己黄耆湯加減、越婢加朮湯、等々

 

●痛みが慢性化してしまった時期(漢方では陰証)

 桂枝加朮附湯、越婢加朮附湯、防己黄耆湯加減、等々

 

を状況に合わせ使用、組み合わせたりして対応しております。

 

 

そして、お薬以上に大切な事は・・・

 

「その痛みが無くなったら、何をしたいか?という事です。膝の痛みにかかわらず、どんな症状でも同じですね!

 

 

旅行に行きたい!韓流の追っかけがしたい!社交ダンスを習いたい!ゲートボールがしたい!お孫さんを抱っこしたい!

 

あなた様の未来をどうぞ存分に描いてみてください。

 

その未来を描くために、お薬をしっかり飲んでいただくことに加え、日頃の養生も再確認させていただきます。

 

せっかくなので、少しですが食事のお話もご説明しますね!

 

 

≪食養生のポイント①≫

筋肉は何からできていますか?そう、タンパク質ですね。では、タンパク質の一日に必要な量は?

 

g変換で体重の1,2倍から2倍といわれます。(体重50㎏の人なら最低60g…強化をしたいなら100g)

 

「あ!そのくらいなら食べてる」…って思ったあなた・・・あまいです(笑)

 

食品中のタンパク質の割合は魚で20%、肉で25

 

もし、仮に全部お肉で取ろうとすると、一日で400g相当のお肉が必要です。夕食にお肉や魚を召し上がっている方は多いですが、とても、一食では摂りきれませんね。

 

なので店頭では“毎食しっかりタンパク質を食べましょう!”とお伝えしています。

 

もちろん肉も、魚も、卵も、豆も…ぜーんぶバランスよく、よく噛んで食べることが大切です。お肉が苦手な方は卵を多めにしても良いと思います。卵は少ない量でも吸収が良いので、効率よくタンパク質が摂取しやすいと言われています。

 

≪食養生のポイント②≫

では、骨の材料は何でできているでしょう?

 

カルシウム・・・

 

これは半分正解です。実は、骨はカルシウムだけでは強化されません。例えば、大まかな骨のミネラルのバランスは・・・カルシウムとマグネシウムが6対4と決まっています。この割合で摂取しないと、カルシウムだけで骨は作れないのだそうです。

 

牛乳ばかり飲んでいてもダメってことですね!ミネラルはバランスが大事です。

 

そもそも、骨は出来たら終わりでなく、常に、壊しては作り、作っては壊す作業をして骨の強度を保つために、リフォームを繰り返している訳です。そこにカルシウムだけがドカンと増えると、逆に体外に出さなければと体は思うのです。体にとっても、バランスはすごく大事なんですね!

 

そのため「アメリカや、欧米、デンマークなどの乳製品の摂取量が多い国では骨粗鬆症が多い」というデータもあります。

 

では、骨をつくるには何がよいか?

 

一番オススメできるのは「骨は骨で作る!」というわけで、“小魚”はやはりいいですね。

 

また、骨の形成にもやはりタンパク質は重要ですので摂取をお忘れなく!

 

さて、取らなきゃいけない物はわかりました。次は取ってはいけない物(‘’)

 

≪食養生のポイント③≫

基本的に避けていただきたい食べ物は、“炎症を助長するもの”“血流を悪くするもの”とご理解ください。例えば…

 

辛いもの、アルコール、油もの・・・炎症がひどくなります。

甘いもの・・・血流が悪くなります。白糖はミネラルの排出も促進します。

もち米・・・・やはり炎症がひどくなります。お煎餅もご注意を!

冷たいもの・・代謝も血流も落としますよね。

  

ご自分の体温以下の物は基本、冷やしますからご注意くださいne

 

また、残念ながら、良いお食事を頂いても、筋肉は動かさないと絶対につきません。入院したり、骨折してギブスをしたりすると、あっという間に筋力は落ちてしまいますよね!

 

痛みのあるうちは逆効果ですが、楽になったら筋力をつけていくことも大切です。

 

 

毎日の養生とお薬があなたの膝痛を楽にするかもしれません。お困りの方は是非ご相談ください。

 

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