少しだけ佐伯氏から遠ざかろうかなと思って図書館へ行くのですが、やっぱり寄ってしまう「さ」の棚・・・読み込んでいくと細かい雑事から解放される、何よりこれが一番。
新栄橋完成に沸く大黒屋に、深浦の船隠しを監視する眼を報告してきたのはおこも姿の忠吉だった。
監視小屋には、オロシャと思われる文字が記された絵図面、貨幣等が残されていた。多くの証拠を残したことに総兵衛は疑念を募らせる。
一方、幕府鉄砲玉薬奉行配下が大黒屋周辺を嗅ぎ回る。正介の秘密に感づいたのか。折から信一郎率いる交易船団が一年弱の航海を終え戻ってきたが……。
まったく文学ではない読書かな。
それでも秋は読書に限ります。