脱百貨店とは & 草間彌生イズム300% &「GINZA SIX」 | KISHO director's blog

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人生のほとんどを広告マンとしての「食」に特化して考えてきた。愛食家として、これからは新しい観点で日本の「食」を考えていきたい。
もう一つ、人生とクラブライフ「ゴルフ」だ、太平洋クラブと富士カントリークラブの日常、箱根御殿場ライフを綴る。

 

昨日は八丁堀で打ち合わせた後に銀座まで歩いてGO、朝から報道が「GINZA SIX」がオープンとの情報、脱百貨店という松坂屋の目論見を拝見してきた。

昼過ぎの3時とあれば開店景気の大波は少し引けた、威風堂々と6丁目銀座通り一区画を巨艦が占有しているというという感じ。

一階からエスカレーターに乗って二階へ、ここからGINZA SIXの本領という感じ、前衛の女王・草間彌生のアートが空間をPOP調で楽しませてくれる。

エスカレーターで上がっていけばキャラクターショップのようなポップアップストアーまで店開き、今どきの芸術家は商売も上手い。

6階の銀座大食堂というのが少しだけ興味をそそる、まるでフードコートのようだが新形態がどう成長していくかが楽しみ。

サークル型のカウンター席の外側には長い江戸暖簾で仕切られた小店が並んでいる、煩いが飲食店にはひらひらと大冒険だが面白い。

帰りの下りエスカレーターから、全館草間彌生調というのは恐れ入った・・・昔であれば岡本太郎を彷彿とさせる。

TV局も外にはズラッと待機してモニタリング中、銀座に新しい巨艦目玉ができたことは確かではあるが、もう一つ脱百貨店という謳い文句に首を傾げる。

 

銀座という土地柄は日本中の通信社や広告代理店が割拠していた地、情報の発信基地としてGINZA SIXがどこまで役割を果たすかははなはだ疑問・・・私の見方はどう贔屓目に見ても名古屋風の東急プラザだ。

 

脱百貨店と云うコンセプト宣言は聴いていたが、百貨店業から不動産業に転身したというだけの話・・・各在京テレビ局がそうであるように、不動産業に華やかな時代呼称をつけての業態チェンジ、これからの本業となる7階から12階までのオフィイスフロアーが気にかかる。

 

草間彌生イズム・・・目下絶好調です。
脱百貨店→デパート名冠した不動産屋。