新春の我が料理「考」& 今年も美味しい「四季春秋」&「久呂川」2 | KISHO director's blog

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人生のほとんどを広告マンとしての「食」に特化して考えてきた。愛食家として、これからは新しい観点で日本の「食」を考えていきたい。
もう一つ、人生とクラブライフ「ゴルフ」だ、太平洋クラブと富士カントリークラブの日常、箱根御殿場ライフを綴る。

 

前日に引き続き「久呂川」です・・・何が美味しいとか、かにが美味しいということではなく、私はこの店から季節とは何かを学ばせてもらっている。

季節の海の幸然り、春夏秋冬同じであっても食べさせ方で季節を感じさせる…さらには器で季節を知らしめてくれる。

そしてひたすら料理は単純で当たり前、余計な味付けはなし、されど素材の個性は目いっぱい引き出してくれる。

目にも賑やかで楽しくなる美味しいものたちは、群れを成しても一つ一つの個性は失わない・・・素朴ながら個の主張は目いっぱいなのだ。

もっとも、一つ一つの素材も選りすぐり・・・この冬菇、ゆうに普通サイズの椎茸5~6個分に匹敵する重量の一個、滋味の美味しさは想像を超える。

料理という技の披露、まるで生け花のいち流派を語れるような優雅さ、いつも壊すのが辛くなる厳かさだ。

最後だけはゆるゆると安心の一シーン、和の甘味と果物のコラボで締めくくり・・・涼やかなピーンと張り詰めた一瞬との決別、この瞬間にやっと現実に戻れる予感がする。

 

この日は無事に箱根の家に帰れた、幸せ感を全臓腑と右脳で感じながら乙女を上る・・・運転はハンドルを相方に任せて幸せのうつらうつら。

 

美味しい記憶をシッカリと脳に保存して、いつでも美味しさの記憶を開陳できるようにしている・・・さて今日の土曜日は藤沢に向かう、小田急藤沢GCで各種先生方と新年賀詞交換ゴルフだ、気象庁は不要不急のお出かけは控えよとの伝達、だが食とゴルフだけはいつも命がけで出かける。

 

久呂川の季節感に思う。

終止符のない美味しさ。