古代史のお勉強 & 伴野作品で夏王朝 &「さらば、黄河」 | KISHO director's blog

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人生のほとんどを広告マンとしての「食」に特化して考えてきた。愛食家として、これからは新しい観点で日本の「食」を考えていきたい。
もう一つ、人生とクラブライフ「ゴルフ」だ、太平洋クラブと富士カントリークラブの日常、箱根御殿場ライフを綴る。

初めての伴野朗、書棚を巡って見つけたものだが、まんざら知らなかった筆者ではなかった・・・いつかがやっとやってきたという感じだ。

黄河学術調査団のメンバーとして中国に渡ったカメラマン笹井には、もうひとつの目的があった。太平洋戦争当時軍属として中国大陸にいたことのある父が、昨年中国再訪の旅に出たまま失踪してしまったのだ。

その謎を解きたい、と笹井は決意していた。その笹井を次々奇怪な事件が襲う。何が父に起きたのか?悠久の大河を舞台の鮮烈ミステリー。

殷墟の発見で世界中がビックリしたが、この小説はさらにその前という謎のままの夏墟の探索・・・4000年前に中国古代王朝、黄河が神河と呼ばれるミステリーに歴史と絡めて面白くできあがている。

黄河に抱かれた夏王朝のミステリー。
川幅10㌔とはものすごい。