この店は通りすがるものの意識はなかった・・・欧風料理屋「ビストラ」昨年の7月に出来たそうだが、一階の「源ちゃん」と言う店が一年持たずに仕舞って意識し出した。
この商売は開店するよりも閉店時の方が目立つ、一階がスケルトンになって興味を持ちだした・・・だとしてもこの長い階段、上がるには相当な勇気が必要だ。
瓶もないしジョッキーもないというビールはこの生だけ・・・これからビールを楽しもうという時に、サラダはいいがスープまで一緒に出てきてしまう常識が少し怖い。
されど恐々と料理を待ったがこれが大外れで絵になっている…付け合せの野菜達も工夫のあとがありチョッとだけ新鮮。
ナイフを入れればジュワーと肉汁が噴き出した・・・デミグラスソースと絡まって美味しそう、最近のハンバーグの傾向にはずれていない。昔と古式型と違って肉質を重視した肉汁型ハンバーグ、この演出が眼に美味しさを植え付ける。
私が興味を持ったのはこのハンバーグよりも付け合せだ、なんと「アイスプラント」が鎮座していた・・・皿上にのっている唯一の緑野菜だが、日本で栽培できているとは知らなかった。
「アイスプラント」の名前の由来は、表皮に塩を隔離するための細胞があるため葉の表面が凍ったように見えることからきていて、原産地はヨーロッパやアフリカに西アジア。
工夫が観えるハンバーグ・・・いいかも。
「アイスプラント」・・・要経験の名野菜。