「玉寿司」 & 私の宵の酔い処 & 寿司屋は贔屓の店に限る | KISHO director's blog

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人生のほとんどを広告マンとしての「食」に特化して考えてきた。愛食家として、これからは新しい観点で日本の「食」を考えていきたい。
もう一つ、人生とクラブライフ「ゴルフ」だ、太平洋クラブと富士カントリークラブの日常、箱根御殿場ライフを綴る。

麻布十番にも沢山の寿司屋があるが、気軽にポケットで飲める店は少ない。何処も彼処も、着替えて行かなければ的な店がほとんどになってしまった。夕方宵時に短パン&ビーサンで飲める店は数少ない・・・・そんな私の御贔屓の寿司屋・・・・「玉寿司」。
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本日まず登場したのは・・・・「大根の煮つけ」甘ーくお汁を吸ったトロトロの大根が嬉しいではないですか。通りのおでん屋よりは勝算ありです。
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「蛸の煮物と玉子」・・・・厚焼きや出汁巻きとは違う、すり身の玉子焼き。今時は季節がら鱧を使っているそうだ。たっぷりの山葵で頂くと、ビールがさらに辛口となる。
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平目&縁側と真鯛」・・・・始まりは魚の旨味を舌で感じられる白身。平目は白身と縁側を交互に行くと、いつの間にか酒の菊正にスイッチ。
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板さんのお母さんが作った「浅漬け」・・・・口の中はパリ&ポリで一気に賑やかに。
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久々に江戸湾の「車」・・・・頭に塩を振って目の玉以外は全部頂く、縁起のいい紅白が海老のかしらだけど目出度いと・・・・。
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紅白序でに「ヤリと赤身」・・・・この頼み方が翌日の縁起を作る。と、最近はすっかり思いこんでいる小生、旨さだけではなく、何となく自前の下駄上の絵柄の設えにも拘り始めた・・・・。
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この「穴子」、冷た過ぎても困るが、熱過ぎても困る、シャリの相性を考えて炙るくらいが丁度いい。
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仕上げは大筋入りの大トロをスプーンで履いてもらってのトロの巻簾・・・・相方の仕上げを考えると、いつも最後はこうなってしまう。
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寿司屋もお客も夫々に拘りがあっていいが、注文したものと出てくるものが違うというのは残念なこと。特に多いいのが平目、モドキなデカイ魚が海を泳いでいるが、これを平目と称して出てきてしまう。


チェーン店や廻る寿司屋などは殆んどこの類。美味い不味いは別として・・・・正直がなにより、その魚がスットコドッコイでもいいではないか、それなりの旨さを持って泳いでいるのだから。


人間の勝手な魚格付けで、ネタケースには曲げられた名前で出てしまう。私としては昔の名前で出してあげたい魚君。


この玉寿司・・・・私にはこの平目を、いつも一匹物から下ろしてくれる。だから御贔屓にしてしまうのだが、親子三代商売は下手で、寿司の見栄えは野暮だ・・・・でも愛せる店だ。


魚は地方によって呼称が変わるが・・・・

寿司屋が勝手に名前を変えるのは困った・・・・。