「六角」香港 & 日本人もビックリ & 「食」は外国から変えられる | KISHO director's blog

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人生のほとんどを広告マンとしての「食」に特化して考えてきた。愛食家として、これからは新しい観点で日本の「食」を考えていきたい。
もう一つ、人生とクラブライフ「ゴルフ」だ、太平洋クラブと富士カントリークラブの日常、箱根御殿場ライフを綴る。

外国で、日本料理を食べるという時が誰でもある。その時に、日本の料理店と、どうしても比べてしまう。そして蘊蓄と苦情がテンコ盛りで出てくる事になる・・・・結果、日本料理の元祖はやっぱり日本と言う落ちで。

この店、ワンチャイのチョッと山の手、隠れたように町の景色に溶け込んでいる・・・・「六角」
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チョッと訛りはあるが「いらっしゃいませ」・・・・アサヒビールの大瓶・・・・ドーンと飲みごたえがある。メニューも絣の様な生地でコートされてある。
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「冷奴」生姜とネギと削り節が付いてくる。醤油で食べるということではなく、麺つゆを希釈したもの。ミニトマトを皮をむいて、キュウリは細工を入れて・・・・包丁で仕事をしている。
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舎利を小さくという課題にも確りと誂えて応えている。全10貫の寿司、中々の仕事具合・・・・白木の下駄に載ってやって来た。
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鮨とトンカツという異様な組み合わせだが、外国だからこそ出来る必殺の日本料理アラカルト。チョッと肉は堅めだがソースが異様に不思議な味だが美味い・・・・何ともご紹介できない品の良さ。ブルドックのトンカツソースを軽く爽やかにした感じ。
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店のデコレーションも、日本より和風で光を効果的に使って雰囲気は合格点。純米酒と名焼酎の種類も豊富で、夜な夜な香港人が、ここで酒を飲んでいるとはとても思えない。
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どうも外国で日本料理というと、斜めに見てしまう傾向がある。これもいたしかたないことで、かつては日本料理屋といえば、ラーメン・餃子と肉じゃが、ツマミで納豆という物がメインであった様な。

この店「六角」すっかり悪の日本料理イメージを変節させてくれている。


日本でも、イタリアンやフレンチでも日本人が当たり前・・・・イタリア人やフランス人から見ればおかしな話。それでも完全に市民権を持って世界的に活躍や闊歩をしている。

「食」と言う民族性が、何か偏見の様な感じで見てしまっているのかもしれないが、世界は変わって来た。日本料理と言えども流石「食の香港」かなりの高得点だ。日本のチェーンの居酒屋や、そんじょそこ等の店ではとても敵わない。


NYでも、純米バーや新しい寿司屋が多く出来ていると聞く。北京、上海でも新たに日本料理の価値観を勉強し直している。食もチェンジの時代に入っているのかもしれない。


スットコドッコイの日本の食の関係者・・・・

馬鹿な物を出していると明日は無い。