エンジニアと言うとだれしもが機械の設計だけと思うであろうが自分の解釈は他と大きく違う.エンジニアは機械を設計する観点からその機械がなんのために使用され,どこで使用され,どんな人が使い,どのような使い方をされるのか.といったことを把握していいなければならない.そのためには一日中机の前に座っていてはいけない.自分の足で実際に現場に行き,自分の目で確かめ,自分の腕で経験を重ねなくてはならない.
会社のマニュアルや,教科書だけではいい設計はできない.結局はそのようなものは作業の効率化を図るたや,基本的なことしか書いていない.
その様なものをすべて理解しても一人前の設計者とは言えないのである.それなはなぜなのか.考えてほしい.
自分の考えでは設計者という生き物は常に新しい考えを絞り出し,常に大きな希望を持ち,常にその利用方法を考えなければならない.
そう,自分が考えている設計者のあり方は確実に机の前では生まれてこないのである.これらの考え方ができるようになるためには,その考え方をできるだけの広い視野を持ってい投げればならないのでる.
では,広い視野を持つために必要なことは何か.それは,世界を見に行くこと.自分で経験すること.である.
そこで大切になることが一つある.それは人とのコミュニケーション.人は機械ではなく生物であり,その製造過程は同じでも中身は一人一人まったく異なる考えを持つ奇跡の生き物である.人がたどり着く結論が例え同じでもその結論にたどりつくまでの問題意識の持ち方,問題解決までのプロセスや問題点の視点のつけどころは違うはず.
このように一人一人が独立した考えかたを持っている.その考え方はどの本にも書いていない.自分で考えても出で来ない.しかしその考え方を意識して自分の考え方と混ぜ,まったく新しい考え方を持つことが大切である.そしてこれこそが最善の視野の広げ方であると自分は断言する.なぜなら視野を広げることと自分の知識を増やすことはではまったくアプローチの方法が異なってるからである.
知識を例え人以上に持っていたとしても自分の視野は広げることはできない.それは視野の上に知識があるからであると考えるからである.確かに知識を持つことは重要であることに違いない,知識を持つことでほかの知識と掛けあわせ,新たな考え方を作り出すことは可能であるが,その考えはしょせん自分の考えにすぎない.
他人が持つ考え方を自分の考え方に掛け合わして生まれた新しい考え方は自分だけでは到底思いつきもしないものである.科学技術が発展した今日,自分だけで作り出した考え方が何かに発展し,功績を収めることはとても難しいことであると感じる.人の役に立たなければいけないエンジニアに関して言えばほぼ無理に近いと言えるであろう.
天才でなく頭の良い人は自分の作り出した知識の殻に閉じこもり,外からの情報を遮断している可能性がある事を忘れてはいけない.
新しい考え方はそこらじゅうに転がっている.もう案は出ないなど言ってはいけない.日本だけでも人口が1億人もいる.その組み合わせはもはや天文学的数字にまでなる.
そのさまざまな考え方を積極的に取り入れなければ最高のエンジニアとは言えないのである.
最高のエンジニアになるためには知識よりもコミュニケーションが絶対に確実に最高に一番に大切である.