明石家さんま8/25放送「大竹しのぶのオールナイトニッポン」に出演
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8月25日(木)22時のラジオ番組「大竹しのぶのオールナイトニッポン」に、
中村勘三郎丈がスケジュール合わず出演を断るのは、脳裏で誰かが囁く
「出かけるのをやめなさい」のお告げに翻弄されているからと察する。

九月大阪新歌舞伎座の公演初日は9月2日で、大半の共演者は8月27日まで
納涼歌舞伎に出演中ゆえ、稽古開始は8月28日以降だ。その状況で、予定は
夜間で、親友の出演依頼を断るのは、大事な歌舞伎一ケ月公演を控える身で
あるために神妙にしているが故か。逆にラジオの生放送に出る気力も無く、
歌舞伎にのみ集中されるのだろう。出演しても不謹慎にならぬのに、残念。

まぁ結果、明石家さんまサンが出る方が面白いので、結果オーライ、聴こう☆
櫻井翔が毒舌執事に!ベストセラー「謎解きはディナーのあとで」ドラマ化
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名古屋御園座十月顔見世大歌舞伎の盛況と同時進行で世の動向を探るべく
十月開幕のドラマを、観る。歌舞伎の魅力に「決まり文句」があり、及川まゆみ
いや檀れい嬢がNHK「花鳥風月堂」で弁天小僧菊之助の「知らざァ言って…
聞かせれしょうか、ねェ…」と優しく笑顔魅せ、お馴染み名調子を披露する。

倣い「相棒シーズン10」の及川光博扮する神戸尊の台詞「お言葉ですが…」と
件のドラマの櫻井翔さんの「失礼ながら…」を自分の体にタタき込もうか☆
殺虫剤バルサンがCMで歌舞伎を描いてくれるのは嬉しいが駄作で実に残念。
基本的な事では、ハエ蠅・蚊・ゴキブリの三匹は悪役と思うので、藍隈にすべき。
バルサンがCM制作を外注に任せ切り故に駄作になるので、害虫が意中する事
を考え、それを阻止する商品力を訴えるべきだ。害虫は殺虫剤にヤラれない様
物陰や隅っこに逃げるのが意中ゆえ、殺虫剤が隅々まで噴霧される画を出せ!

そこで市川亀治郎丈の登場です。彼がバルサンCMの制作をすれば素晴らしき
内容になる。彼の優れた舞踊作品「蜘蛛絲梓弦」で蜘蛛の糸を飛翔させる技芸を
殺虫剤の噴霧に例えて表現するのです。公演劇評とCMで朝飯といたそうか!

嵐吹き荒れるも大いに結構。腐った「なま」ものは「すて」捨てるに限る衛生管理
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=hPPjJU5V5TU☆

以下は昨年5月の拙日記の再録です…

5/25市川亀治郎モンキマジック

御園座で五月花形歌舞伎夜の部を観た。市川亀治郎の「蜘蛛絲梓弦」が
面白い。蜘蛛の精と武士が戦う変化舞踊劇で、亀治郎が六役を早替り
踊りまくるが、中でも盲人が御殿の高台から飛び、蜘蛛の糸を投げた
とき「モンキィマジック」だと思った。蜘蛛なのに猿。亀が猿。魔法とは。

投げ放たれた蜘蛛の糸は、放射状に拡がり、舞台ギリまで流星の名残
の様に迫り来る。瞬間的に僕は小学生の自分に戻り、ゴダイゴの名曲
「MONKEY MAJIC」の、タケカワユキヒデさんが蜘蛛の糸を
投げる演出を、思い出し興奮した。ファンクロックの半ばに恵みの雨
が降るような優しいサイドメロディに映える、花火の残像の切なさ。

しかし亀治郎の蜘蛛が放ったのは波動砲、かめはめ波だ。貫通必須だ。
高台からの跳躍で常人が至る最高地からの放出、お弟子さんが丹精
込めて仕込む無数の糸の職人技。制作と演出と役者の伎が手を組み
極上の傷みを伴う刺激を喰らわせる。ナゼニソナイニハゲシイノ?

激しいのは糸のみならず舞台で叩き上げた肉体の躍動。八本もの脚
を駆使し迫り行く蜘蛛を、腰を割りに割って二本の脚を高速と足音
で強調して動かし、怪物が襲いかかるスリルを魅せる。無論、蜘蛛の
描写舞踊で無く、確かな舞踊の腕で童に薬売り、傾城等を踊り分ける。

特筆すべきは見得。背筋を反動させて、おぞましい程の隈取りの顔を
面前に叩き付けてくる。キメル見得では無くて、飛び出さんばかりの
ハゲシイ見得。突き刺すように面前に迫る人間の見得を目の当たり
にすると、アバタく飛び出す3D映像など如何に人工的かと思う。


生きている人間がナマで演じるが最も激しい。だから「劇」という。


生き写しと思いたくは無いが、声は血がシッカと仕留め、離さない。
荒事の荒々しい声の響きが、地を這いずりまわる、その声は、さる方の…

市川猿之助の声だ。


ここでツマラヌ歌舞伎人間相関図は避ける。だが襲いかかる未来に震う。


市川亀治郎が市川猿之助を継ぐ未来。見らいでは居られまい。
納得…できそう。


それがモンキィマジック☆



…あれ、昨年5月に僕は、「亀⇒猿」に納得できそうと書いている…?☆
今日は歌舞伎役者・松本幸四郎丈の69歳の誕生日。僕は四年前の04年8月27日、
赤坂・東京全日空ホテルあかつきの間で催された彼の記者懇話会に出席した。
同年10月20日、談話をまとめ名古屋の新聞折込紙で取材記事として発表した。
本日は以下に同記事を再録し、松本幸四郎丈への誕生日の祝福と致します☆


新たなる旅立ちです

この秋、役者・松本幸四郎が北海道から
沖縄まで日本全国を縦断する旅に出る。
歌舞伎の名作「勧進帳」を携えて、
待ち焦がれる観客の元を訪れる。
演じる当たり役「弁慶」は、
逃亡の旅を強いられた「負けない強さ」の男。
この旅の途中、愛知県芸術劇場で、
遍歴の旅を繰り返す幸四郎に、出逢う…

絵ハガキをきっかけに旅に出る

 11月に全国20都市で巡業公演を行う松本幸四郎さん。きっかけは
彼の「勧進帳」を観た女子大生が、沖縄に引きこもった父にぜひ
見せてやりたいと綴った一枚の絵ハガキだった。「便りをくれた彼女
のような、観たい、見せたい、という方の元に出向いて歌舞伎を披露
するのも、歌舞伎役者の大事な務めです。地方のお客様は役者の演技
を見逃さないぞと、食い入るようにご覧になる。役者も熱がこもります。
私も役者を50年以上もやっていると、自分が何のために役者を
やっているのか、分からなくなることがある。そんな思いを特に
新たにさせてくれるのが巡業公演です。今回の全国巡演は、役者
松本幸四郎の新たなる旅立ちのスタートなのです」

ドン・キホーテ、弁慶と旅人を演じ続けてきた

 幸四郎さんが「勧進帳」で演じる弁慶は、今回の巡演で通算750回
以上を数える当たり役中の当たり役。20代にアメリカで英語で主演
したこともあるミュージカル「ラ・マンチャの男」では、スペイン
の英雄ドン・キホーテを1000回以上も演じた幸四郎さんだけに、
弁慶の1000回にも期待がかかる。「不思議なもので、遍歴の旅を
繰り返すドン・キホーテを演じ続ける私が、逃亡の旅を続ける弁慶を
演じ重ねている。これが役者・幸四郎の遍歴の旅だと実感します。
キホーテを1000回やったのだから、弁慶を1000回やらなければ、
それは幸四郎ではない。体の続く限り弁慶を演じ続け、ひとつの夢
として抱き続けていたい。幸四郎の新たな旅は始まったばかりです」

親から子へ受け継ぐ、役者の旅

 今にも飛び出そうな勢いの写真の弁慶は、勧進帳の終幕で飛び六法
で花道を引っ込む一瞬のもの。歌舞伎の屈指の旅立ちのシーンだ。
満身の力を込めて花道を駆け抜けていく。
「私の祖父・七代目松本幸四郎は、生涯に弁慶を1600回以上も勤めて、
家の芸として『高麗屋の弁慶』を築きあげた人です。晩年に心臓を
患っていた時も、『初めて俺の弁慶を見るお客様もいるんだ』と、
幕が閉まるまで常に全力投球でした。また父の白鸚の弁慶は、ご覧に
なったお客様が『弁慶はこんな人だったのかも』と、役の存在感を
評価されたものでした。そして私の弁慶は、歌舞伎の型と心理描写を
より融合させ、現代の観客に感動を与えるように演じたい。
それが平成の歌舞伎役者幸四郎の仕事であり、
次の世代への自分のメッセージだと思います。

手にかけた我が子の活躍には目をみはるものがある。
息子の市川染五郎は歌舞伎座で徳川綱豊役を演じ切った。
娘の松たか子はミュージカル「ミス・サイゴン」で堂々と歌っている。
長女の紀保もシアターナインスを継いでくれる。
皆、私と同じ旅路を辿っているのかと思うと、感無量です。

椎名林檎、NHK次期朝ドラ『カーネーション』主題歌に決定
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新橋演舞場を沸きに沸かす八月納涼歌舞伎観に江戸くんだりまで行く余裕
無き僕は、中村勘太郎丈奮闘の切狂言「怪談乳房榎」をDVDで観て愉しんだ。
ただし父の勘九郎時代、平成14年8月納涼の映像で、橋之助福助両丈の共演。

中村屋が早替りで演ずる三役の内、ちんぴら悪党「うわばみ三次」が抜群に
上手い。橋之助丈扮する磯貝浪江が殺戮現場に落とした印籠をネタに金を
強請ろうと、不貞ぶてしくも狡猾に浪人者を追い込んでく台詞術と顔芸が
見事としか言いようが無い。中村屋といえばコレだよと独りで納得した。

中村屋の「ちんぴら台詞」と椎名林檎の歌唱は通ずる点があると、僕は思う。
ゆえに二人は意気投合してる様子で、コクーンで中村屋が椎名林檎の唄を
劇中で使ったは御愛嬌として歌舞伎・音楽と畑は違えど自由自在に声色を
使い分ける芸風が二人を結びつけるのだろう。低くドス効かすかと思えば、
カン高く突いてきたり、巻き舌で遊びもすれば、しゃくり上げでアザ笑う。

そういえばNHK朝ドラの主題歌を林檎嬢が手掛ける様だが、ちんぴら風
歌唱は影を潜めることだろう。ミシンの様なドタバタ劇(?)に似合う様な
チャールストンの様な楽しくポップな感じか。中村屋の「高杯」みたいな☆