古紙回収に備えて古新聞をまとめていると、ミスタードーナツのチラシ
が目に飛び込み、見るとクーポンの利用期限が本日までとある。ならば
灯りがともる部屋に手土産に買おうと、最寄の店に立ち寄り、まぁるい
フルーツシュークリーム3種を購入。酔っ払いの寿司の折詰のようだ。

ミスドへの思い入れは、氷室京介と布袋寅泰のBOOWY結成の現場と
なったのが六本木ミスタードーナツだったことだ。上京したはいいが壁
にぶつかった二人は、コーヒーを相棒に互いが好んで聴く音楽などにつ
いて話し、数年の相方を獲得する結成劇を上演した。店を出てパルコの
巨大広告を見て、「やさぐれて艶姿」というキャッチコピーに、その後
一世を風靡するBOOWYのコンセプトを設定したという話が続いた。

思い返すと、僕に巻き起こる新生活は、ミスドから始まった。ミスター
ドーナツ今池店で確かめたことが、その骨格を成しているのだ。相方と
なる人と共鳴し、共有することになるコンセプトが着床したと確認し、
結成劇の幕が切って落とされた。BOOWYのふたりと同じ出発点だ。

そんな思いを大切にしたいと思い、ミスドで手土産を買おうと思った。
川を越えて自転車を走らせる僕の脳裏はBOOWYナンバーばかりだ。
不思議と2ndの曲が中心で、「OH MY JULLY part Ⅰ」が
高らかに鳴り響くのは、前日のスタジオリハが熱気を帯びたからかも。

隣の相方に、キーボードを叩く僕をはたく手を休ませているのは、内容
に含みを持たせて新鮮味を保とうという意識が働いているからですネ☆
筧利夫ら輩出の劇団「第三舞台」が解散へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1680184&media_id=8

劇団をとり巻く人間関係と崩壊を描いた、第三舞台の「リレイヤー」という作品を
僕は楽しく観た。京さんの小ネタ「バーテン~人が変わる~お体にさわる」は今も
真似して演ってしまうほど。「劇団」そのものを描く芝居は、舞台裏方は別として、
三谷幸喜さんも書いていないと思う。劇団という小世界に僕は興味を持っている。

歌舞伎の魅力のひとつに「人間関係」がある。歌舞伎一座を描く歌舞伎を観たい☆
中村獅童「体当たりで演じたい」 秋季巡業『松竹花形歌舞伎』製作発表
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1677883&media_id=54

中村獅童丈が股旅物の名作「瞼の母」を引っ提げ巡業に出る事を頼もしく思う。
98年に中村勘九郎丈(当時)が掛けた際に子分役を勤めたのを僕は見た。固さ
はあるものの懸命に役を演じてたのが胸に残っている。その時に波野久里子
さんに芝居を叱られたことを胸に留めている謙虚さは、主役・忠太郎を演じる
心構えとして十分だろう。当時の勘九郎丈の芝居をがっぷりと受け止めてた
母親役の故・澤村宗十郎丈の、実に「ねっとり」した演技が胸を離れない。今回
母親役で舞台を引き締めてくれるのが片岡秀太郎丈だから、萬屋は松嶋屋の
胸を借りて、全身全霊で舞台を勤めて欲しい。得るものは大きい。胸を張れ☆
坂東玉三郎が16年ぶりに日生劇場で舞踊公演を上演
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1677027&media_id=96

坂東玉三郎丈が醸しだす季節感に夫婦で身を委ねようと思う。残した季節の
冬は、日生劇場を席巻した「越路吹雪」さんに譲ったものか。願わくば心理劇の
「吹雪峠」を片岡仁左衛門丈と、先般に好評の片岡愛之助丈との共演で、上演☆
■原田芳雄さん死去…アウトローから父親役まで
(読売新聞 - 07月19日 13:42)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1676666&media_id=20

驚きました。僕は原田さんの芝居を映像など偶然にあまり見たことが無く
先日に対談番組で岸部一徳さん、大楠道代さんと大鹿村農舞台上で談話を
されているのを見かけました。その場で、最近の若手役者さんの事を挙げ、
「(例えば)浅野忠信君は、とてもビビッドな芝居をして、大したものだ」と
好評価をされていました。役者の先輩・後輩間で実りある交流や交感等を
されていると感じ、歌舞伎でも同様かもしれないなと、思っていました。

僕が原田さんから受信した事は「ビビッドな芝居」です。ご冥福を祈ります☆