古紙回収に備えて古新聞をまとめていると、ミスタードーナツのチラシ
が目に飛び込み、見るとクーポンの利用期限が本日までとある。ならば
灯りがともる部屋に手土産に買おうと、最寄の店に立ち寄り、まぁるい
フルーツシュークリーム3種を購入。酔っ払いの寿司の折詰のようだ。

ミスドへの思い入れは、氷室京介と布袋寅泰のBOOWY結成の現場と
なったのが六本木ミスタードーナツだったことだ。上京したはいいが壁
にぶつかった二人は、コーヒーを相棒に互いが好んで聴く音楽などにつ
いて話し、数年の相方を獲得する結成劇を上演した。店を出てパルコの
巨大広告を見て、「やさぐれて艶姿」というキャッチコピーに、その後
一世を風靡するBOOWYのコンセプトを設定したという話が続いた。

思い返すと、僕に巻き起こる新生活は、ミスドから始まった。ミスター
ドーナツ今池店で確かめたことが、その骨格を成しているのだ。相方と
なる人と共鳴し、共有することになるコンセプトが着床したと確認し、
結成劇の幕が切って落とされた。BOOWYのふたりと同じ出発点だ。

そんな思いを大切にしたいと思い、ミスドで手土産を買おうと思った。
川を越えて自転車を走らせる僕の脳裏はBOOWYナンバーばかりだ。
不思議と2ndの曲が中心で、「OH MY JULLY part Ⅰ」が
高らかに鳴り響くのは、前日のスタジオリハが熱気を帯びたからかも。

隣の相方に、キーボードを叩く僕をはたく手を休ませているのは、内容
に含みを持たせて新鮮味を保とうという意識が働いているからですネ☆