少し前に僕は、愛之助丈の「東海道四谷怪談」について書き続けた。その趣旨は、こうだ。

 

【歌舞伎座・八月納涼歌舞伎】

 

伊右衛門 :幸四郎

  お 岩  :勘九郎

与 茂 七  :勘九郎

 小 平 :勘九郎

   直 助 :巳之助

 宅 悦 :八島智人

 

    十八代目勘三郎丈の初演を、その息子世代で再演することを基本にする。

    そして中村屋の完成形の納涼版から、直助を、やはり息子の巳之助に配する。

    既に発表されたが、10・11月の新橋演舞場スーパー歌舞伎Ⅱ「オグリ」で、

    中村隼人丈が大抜擢されてるから、同じ「NARUTO」の巳之助は納涼で、だ。

Me:しかし宅悦に八嶋智人とは…。なるほど、コクーンの要素も混ぜる趣向か。
I :十八代目の遺志を貫き通す為、六代目勘九郎が立ち上げた企画と思える。

 

これは5月10日に書いた文の再録。八嶋智人氏の「三谷かぶき」参加は考慮せずだった。

そして八月納涼歌舞伎の発表の日。チラシは未発表ゆえ、演目と配役をスクロールした。

 

第一部は中村七之助丈の「伽羅先代萩」か。坂東玉三郎丈に習うのね。伝承ですね!

「闇梅百物語」と続くか。納涼歌舞伎立上げの頃のヒット作を今、新たに派手に、だね!

 映像がある。ぜひ、ご覧あれ!

https://www.youtube.com/watch?v=hT1hcuFcC1k

https://www.youtube.com/watch?v=ZVPagx7YVrQ

https://www.youtube.com/watch?v=cvrw-J59_Sk

https://www.youtube.com/watch?v=tOqT0FGwoj0

 

第二部は松本幸四郎丈と市川猿之助丈の「東海道中膝栗毛」を、夏の風物詩でか。

そして第三部は当然に中村屋渾身の「東海道四谷怪談」だ。勘九郎丈やっと登場か。

 

スクロール ↓

 

三上於菟吉 原作 日下部太郎 脚本 坂東玉三郎 演出

  新版 雪之丞変化

  中村雪之丞   玉三郎

中村菊之丞
土部三斎
孤軒老師     中 車
脇田一松斎
盗賊闇太郎

秋空星三郎   七之助
 

 

 

 

びっくりした!そして泣いた!

 

坂東玉三郎丈は、市川中車丈を目にかけて抜擢するだけでなく、おもだか屋こと

市川中車丈が辿る運命もあり得た「猿之助歌舞伎」への道筋を、本人の持ち味を

存分に発揮しながら邁進していけるよう、心をくだいている…そのために大和屋は

自身初と思われる八月納涼歌舞伎に、体を張って参加するのだ!…と思った。

 

「四谷怪談」で騒いだ自分が恥ずかしい

 

恥をかきつつ、明朝は「片岡愛之助丈と東海道四谷怪談と盟三五大切」を書くぜ!

 

坂東玉三郎丈が片岡愛之助丈と共演した、いや、抜擢したのは、いつの事だろう。

平成24年6月の京都・南座の「坂東玉三郎特別公演」が、記憶から甦ってくるのだ。

 上品な二人

 

『壇浦兜軍記 阿古屋』で、松嶋屋に秩父庄司重忠を配役した。師匠である

十三世片岡仁左衛門丈ずっとなさっていた役として、若手を抜擢しながら、

劇場の京都に合わせて「関西風」の『阿古屋』に仕上げる熱の入れようだ。

愛之助丈は大先輩から、どんな事を吸収したのだろうか?実になったのか?

 

坂東玉三郎丈は、繰り返しだが、若手を抜擢して指導し、育て上げる方である。

多くの若手役者が、大和屋に、頭が下がるしかない感謝の念を送るが、その中で

 

お兄さんはすべてにおいて凄い方です

 

…と表現した(確か、そうだったと思うが)、愛之助丈のコメントが心に残っている。

本当に、その通りなんだろうと感じる。凄まじい程に凄い歌舞伎役者なのだろう。

 

大和屋への、ため息しか出ない思いはさて置いて(さて置くのかよ、早過ぎるぜ)、

歌舞伎座・八月納涼歌舞伎に、現在の頭領と思われる中村勘九郎丈が不在だ。

 

何故だろう?何故だろう?心が燃える♪

 https://www.youtube.com/watch?v=N-S7E8AtD7g


大河クランクアップだろ?

こんぴら歌舞伎、出ただろ?

 

勘九郎丈を捜索するのは野暮ゆえ止めておく。今日の本題に入ろう(えっ、今から?)。

外郎童の「和希と佳月」を構成する大部分は、10年前前後に書いたミクシィ文だが、

その中に興味深い文章があるのを思い出し、ページをはりつつ、再録してみよう。

https://ameblo.jp/bentenko/entry-10997878027.html  ←以下がこの文章です。

 

勘太郎Cantalo cierra kabuki 2018年10月31日

中村勘太郎様、10/31の誕生日おめでとうございます。
“Cantalo y Cierra Kabuki”
僕からの贈る言葉で、スペイン語で「カブきなさい、歌舞伎に突っ込め」
を意味します。貴方の名前「勘太郎~Cantalo」は、英語にすると「Sing it!」
で、スペイン語で「歌いなさい」「歌舞伎なさい」と表現しています。

TV世界遺産でナレーションをしたスペインの街サンティアゴ・デ・
コンポステラに住んでみたいと、貴方は雑誌演劇界で話しています。
僕の贈る言葉は、“Santiago y Cierra Espana”
(突っ込め、スペインを取り戻すぞ)という、中世スペインの国土
回復戦争時の掛け声や勝どきの声が題材で、サンティアゴ・デ・
コンポステラの街に魅せられた貴方に似合う表現かと思います。

サンティアゴ・デ・コンポステラは貴方が伝えた通り、キリスト教
三大聖地の一つで、多くの巡礼者が聖地を目指して旅をしました。
宗教上の意味のほか、サンティアゴ巡礼路がもった重要な意味は、
ヨーロッパ文化をイベリア半島に運び込む「文化の路」でもあったこと
にあると、フォト・エッセイ集「紫陽花色のスペイン」に書かれています。

“Cantalo y Cierra Kabuki”という表現に僕が込めた思いは、
巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラのように、中村勘太郎丈も
「歌舞伎」という文化を多くの人々の元に運び込む「歌舞伎の路」に
なってほしいということです。運命的にサンティアゴに魅せられ、
偶然にも名前「勘太郎~Cantalo」が、唯一スペイン語にも聞こえると
いう貴方は、ぜひコンポステラを旅されるといいのでは、と思います。

誕生日のささやかな贈り物として、街サンティアゴについて書かれた
フォト・エッセイ集「紫陽花色のスペイン」を貴方に送ります☆

ありがとうございます。上記の文章に、勘太郎丈の芝居に対する感想を
添え、エッセイ集を同封して10月31日に勘太郎丈宛に発送しましたよ☆

 

 このエッセイ写真集を中村屋に本当に贈りました。

https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=116827286

 

このエッセイ写真集は、スペイン思想研究者の木下登氏のスペインについてのエッセイに、

こどもの写真でお馴染みで、黒柳徹子さんとも親交が深い写真家、田沼武能氏の写真で

華を添えた、スペインの素顔を感じられるカジュアルな一冊です。僕の恩師に、中村屋の

番頭でいらっしゃる石坂清司さんを紹介してもらい、頂戴した名刺の住所に送付したのです。

 

 

その結果、偶然にもだが、

中村勘九郎丈と中村七之助丈

平成中村座公演inスペイン実現

 嬉しい

https://www.kabuki-bito.jp/news/4611

 

妻を起こす前に食器を洗うのさ

明朝は四谷怪談だ!アデュー

 光る程、皿洗う

https://www.youtube.com/watch?v=AlMdDpUWFFI