今井遙は春の風 | 活動弁士は七変化

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映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

五輪の余韻が覚めやらぬ弥生三月・・・

我らの女神がまたひとり引退してゆきます。

今井遙選手。

 

冬季国体フィギュア成年女子で優勝した今井遥選手(織田信成、今井遥がV…冬季国体フィギュア : ウインタースポーツ : スポーツ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)から)

 

※お写真はこちらからお借りしました。

 

※お写真は2013年の「NumberWeb」からお借りしました。

 

私が彼女の演技を生で初めて見たのは、

2009年のメダリストオンアイス。

 

その直前の全日本選手権で我がマドンナ・村主章枝さんが

バンクーバー行きの切符を逃し、

あまつさえ未だその時はジュニアだった今井遙選手(5位)と

村上佳菜子選手(4位)が我がマドンナを抜き去り、

屈辱の6位という結果に終った直後の事。

バンクーバー五輪の壮行会を兼ねた、エキシビジョン。

それが、メダリストオンアイス!

 

テレビ観戦専門の貧乏スケヲタで

現地観戦した事がなかった私にとって、

実はこの時が生で観る初めてのフィギュアスケートでした笑い泣き

マドンナの現役最後の姿を目に焼き付けようと、

(実際にマドンナが引退したのは五年後でしたが。笑)

泣きながら夜行バスに乗って大阪のなみはやドームへやってきたのです。

 

 

勿論、「推し」のピアフ「パダム・パダム」の演技には滂沱の涙ではありましたが、

思えば、

このメダリストオンアイスのメンバーとプログラムの豪華さは、

歴代屈指でありましたねぇ・・・

 

そんな五輪出場メンバーなどが演技する中、

未だ小6で全日本ジュニア3位の宇野昌磨選手らに続いて、

世界ジュニアを制した村上佳菜子選手や羽生結弦選手も登場。

そして、ピンクの衣装で舞う遙ちゃん!!

スピードがあって美しい絶品のスピンとスパイラル、

そしてジャンプ・・・

その可憐な容姿に恋しましたチューラブラブ

「マドンナの次の推しは、この子になるに違いない。。。」

涙に咽びながら、そう密かに浮気心!?を沸き立たせておりました。

(マドンナはそれから五年も私の心臓をバクバクさせてくれたのですが!笑)

 

遙ちゃんはこの年の四大陸選手権に、引退を表明した中野友加里選手に代わって出場。

五位に入った時の衝撃と感動も忘れられません。

シニアデビュー当時では、2010~11シーズンの「だったん人の踊り」は、

お衣装も演技も好きだったなぁ。

この頃からプログラムとお衣装のバランスが最高でした。

 

 

遙ちゃんの素敵なお写真集はコチラ

遙フェチの貴方へ贈りますデレデレ

 

遙ちゃんは淡いピンクや薄紫とか・・・

パッと思い浮かぶイメージはペール系ですね恋の矢

 

遙ちゃんを次に見たのは、2013年1月東京開催の冬季国体でした。

直前の全日本では悔しい演技でしたが、

この時は世界選手権へ出場が決まっている

あっこちゃんこと鈴木明子さんを抑えて堂々の優勝でした!!

 

上記のお写真であるフリープログラム

モーツアルト「ディヴェルティメントK13」

 

 

この国体の動画は、もともと音声が無かったのです。

ですが、この方が全日本の際の音源を載せて動画をYouTubeに

UPして下さったのです!!

本当に感謝です!!!

 

 

ちなみに、

私の今井遙ベスト・ワンは、この時のSP「シャレード」ですラブラブドキドキ

 エレガンスという言葉がフィギュアスケートの形として再現されていました。

オードリー・ヘップバーンと遙ちゃんのイメージがピッタリと合っていました。

今季の樋口新葉選手の「007 スカイフォール」もそうですが、

こういう物語の化身みたいなプログラムが好きです!

振付は佐藤有香先生ドキドキ

 

 

遥ちゃんの演技は、

エレガンスかつチャーミングな大人の可愛い女性の表現。

そしてどこまでも美しく

スピードのあるスピン・スパイラル・ジャンプ・・・

フィギュアスケートの魅力に満ちています。

 

そう言えば、盲腸になったのもこの年でしたよね目

盲腸は怖くないけど、

全日本に出られなくなるのは怖いと言っていた!

 

 

そして、遙ファンには忘れ得ぬ2014年台北開催での四大陸選手権。

ソチ五輪は補欠であったけれど、

もう少しで表彰台に乗れたこの時のフリープログラム「恋人たちの夢」

振付はパスカーレ・カメレンゴ先生!遙ちゃんはカメ先生の振付と相性ばっちりです!

そしてこのグリーンとブルーのお衣装がまた女神えーん愛らしく美しい・・・

 

 

 

成績で言えば、この14年の四大陸が遙ちゃんの頂点だったかもしれませんが、

私はこの2014~15~16年SPプログラム「マラゲーニャ」も好物ラブ

こちらもカメ先生の振付!

全日本でもいい演技だったのに回転不足を取られて点数が伸びなかったりと、

やきもきしたのも今となっては思い出の1ページえーん

 

2014年のフランス、エリック・ポンパール杯からどうぞ!!

最後転倒もあるのですが、演技あとの表情含めて愛おしい笑い泣き

 

 

 

2014年の夏から新潟に拠点を移して、地域密着で活動していた遙ちゃん。

一度は新潟を訪れて、

新潟アサヒアレックスアイスアリーナで彼女の演技を見たかった・・・

 

昨年の東日本選手権を怪我で欠場した事で、

引退は目の前に来ている事は覚悟していましたが・・・

生観戦していた2013年の国体に、

シングルの選手として出場していた

平昌五輪アイスダンス代表・村元哉中選手の活躍を見ていて、

同世代でしかも国際大会で活躍していた

村上佳菜子&今井遙選手がこんなに早く引退するなんて、

正直思っていなかったのです。

 

あれから八年。

あっという間でした。

 

今井遙は

我々のこころを駆け抜けた、

清らかな春の風でした。

可憐だけどびゅんびゅんと

凄いスピードで銀盤を舞う…

そんな遥ちゃんの演技に

一炊の夢を見ました。

 

 

遙ちゃん、

素敵なたくさんの演技を

本当にありがとうございますキスマーク

 

今日の新潟での演技を

私は東京で見守っています。

 

 

第二の人生のスタートを、

心から祝福致します!!!