義血侠血 | 活動弁士は七変化

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映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

ブログを書く習慣がすっかり無くなってしまった/(-_-)\
日々、月末公演のあれやこれやに追われながら、
たまにあちこちへぶらぢゃー売りに行っております(笑)

久しぶりの手打ち公演なので、
何かと慌ただしい毎日です。

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泉鏡花の「瀧の白糸」原作本が、
引越しのドサクサでどこかにいってしまい・・・
図書館で借りようと思ったら、とてもいいものが!

岩波書店から出ていた 
’ 自筆稿本 義血侠血 解説 ’
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-009822-5

そして、かの水谷八重子(二代目)が語る、

新潮社が出したCD
‘ 朗読版「滝の白糸」  義血侠血  ’
http://www.shinchosha.co.jp/book/830058/


・・・原作は原作、
  映画は映画
ではあるのですが、
水谷八重子の朗読で原作本をあたるのは、
誠に勉強になりまする!

そして解説本で初めて知ったのは、
この小説は鏡花の師である尾崎紅葉が、
大幅に修訂して世に送り出していたこと。

紅葉の修訂を受ける前の鏡花自身の筆になる第1次原稿と、
それを自ら訂した第2次原稿なども読めたり比較出来たりします。
目からウロコでございました!



・・・せっかく家に居られたのに、
昼間は暑い中チケット送付に追われてしまって、
全く稽古出来ませんでした(T_T)

もうすぐ丑三つ時。
やっと涼しくなったことだし、
これからどっぷりと原作の世界に浸かります・・・

明日は一日チケットのことは忘れて、
映画の画面に集中したいと思います。



あぁ・・・いよいよ十日を切ってしまった~