熱い男 | 活動弁士は七変化

活動弁士は七変化

映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

東日本大震災の余波で、いくつかのイベント仕事がキャンセルになりました。


そのうちのひとつが、

菊地雅洋(きくちまさひろ)さんこと“masa”さんの、

「人を語らずして介護を語るな」

という著作の出版記念シンポジウムの司会仕事でありました。


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いつも高専賃セミナーの司会でお世話になっている、

ヒューマン・ヘルスケア・システムさん関係のお仕事でしたが、

めでたく4日に、田町の「女性就業支援センター」で開催されました。


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第一部はいつものような講義で、

第二部が介護関係者数名によるシンポジウムでした。



噂には伺っていたけれど、

菊地さんのお話は本当に胸を打たれました・・・




北海道・登別にある特別養護老人ホーム・緑風園の施設長であり、

社会福祉法人登別千寿会の理事でもある菊地さんであるが、


ひとことで彼の人となりを表現すると、



「熱い男」



肩書きとかなんてモノともしない、


慈悲と哲理で悪を斬る、庶民の味方・・・



鞍馬天狗のような!?



どんなに苦しい人生を歩んできた人でも、


最後のいっときで幸せを感じられれば、


その人生は幸福であったのだと・・・


マザーテレサの言葉を借りながら、


戦争で子供を背負ったまま大やけどを負い、


自分ひとり助かった女性を看取った時の話を


語って下さいました。




その女性は、


「私だけ何で生き残ってしまったのか・・・」


という後悔や苦しみを一生背負って生きておられたが、


最後の最後は、


本当にありがとうと繰り返して逝かれたと・・・




この話を菊地氏が語ると、


「熱い」んだ!!!


それがまた、


胸に刺さるんだ・・・




その「熱さ」に、

ファンはぐっときてしまうんじゃないかぁ・・・




「傍らに居ることを、許される者になって下さい」



この言葉を菊地氏は、著書の中でも仰っていました。



本のタイトルも、「人を語らずして介護を語るな」


今回の会のタイトルは「現場を語らずして介護を語るな」



第一部講義のテーマは「感動できなきゃ、介護じゃない!」




・・・並べるだけでも、


熱い・・・(;^_^A

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写真はちょっとコワオモテに写ってしまいましたが・・・(^▽^;)



ちなみに、


第二部のシンポジストの方々もとても個性的で、


お話は興味深く、


面白かったです。



写真は撮り損ねてしまいましたが、


お名前とざっとプロフだけご紹介致します。



グスタフ・ストランデル


舞浜倶楽部総支配人。 

高齢者福祉をテーマに、スェーデンと日本で調査・研究。

現在では両国の福祉の架け橋に多角的に活躍。



甘利 てる代氏


「女性・高齢者」をテーマに取材活動を展開するフリー・ルポライター。

著書「高齢者ケアの達人たち」「私も入りたい老人ホーム」

などがある。


・・・甘利さんの取材された東日本大震災での、


宮城県・岩沼市「赤井江マリンホーム」の奇跡の脱出劇のお話、


興味深く伺いました。




主催者である、NPO法人国際高齢者サービス研究センターから

理事のおふたり。



大江 亮一

医療と介護の経営ジャーナル「シニア・コミュニティ」編集顧問。


松井 直樹

(株)ヒューマン・ヘルスケア・システム代表取締役。




masaの介護福祉情報裏版

介護福祉情報掲示版(表版)




ヒューマンのスタッフの皆々様、


関係者の皆々様、


大変にお疲れ様でありました!


いつも本当にありがとうございます!!