![$活動弁士は七変化-110128_1434~01.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20110128/14/bensi/13/49/j/t02200391_0480085411010752251.jpg?caw=800)
新春ニコニコ大会 世界三大喜劇王競演!
もとい、一月度無声映画鑑賞会、無事終了しました。
上記の写真は鑑賞会パンフ「豆プロ」
表紙は「キートンのセブンチャンス」のイラストです。
演目的にも昨夜は入るだろうとの予想はありましたが、
補助席も埋まる満員御礼。
マスコミの取材が二件入っていたこともあり、
テレビカメラもひしめき合う盛況ぶりでした。
ご来場の皆様、改めまして御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
告知記事で「覆面番組」となっていたのは、
いわゆる「お楽しみ番組」でありまして、
澤登一門として鑑賞会では公演二回目の山城秀之弁士が担当。
(もともとは紙芝居屋・似顔絵描き屋さんをやってきた方♪)
「ルンペン人生・失恋の巻」という、製作年代詳細不明作品。
チャップリンの模倣をしている事だけは解る、10分の珍品。
この10分というのは、このフィルムが10分なだけであって、
本当はどれくらいの長さなのかも解りません。
内容は、レストランのウェイターになった放浪者が巻き起こす
ドタバタ喜劇。
ハンチングが凄く似合う、存在感バッチリの山城弁士。
まだセカンドステージということで、カチコチになりながらも
本日最初の作品を無事終了。
ここで私も、二本目三本目を担当する片岡一郎弁士と共に舞台へ。
まとめて前説を務めたあと、片岡弁士による「豪勇ロイド」の上演。
12月に小学校公演で私自身も公演したばかり。
‘おばあちゃん子’が本当の勇気を得るまでのストーリー縮刷版。
80分くらいの作品が、10数分にまとまっているという、
上映会でかけるのに重宝している一本。
続いて上演の「チャップリンの勇敢」は、
私が活弁する「チャップリンの移民」と同時期に作られた作品。
こうして同じ日に公演すると、
別の弁士の演ずるチャーリーや作品が凄く新鮮!
私が一番苦手とする洋モノ喜劇の短編なので、
ホンの書き方もとても勉強になります。
片岡弁士は、キャラクターの声をあまり「作らない」
自分の声質を生かしてナチュラルにしゃべってくれる弁士。
近年しゃべりの力の抜き加減が上手くなって、とても聴きやすい。
そして何より美声!主役が映える声質です。
ふたりに引き続き、私の出番・・・という所で用事に出ます。
この続きはまた夜に!
~後篇へと続く~