ゲゲゲの女房 | 活動弁士は七変化

活動弁士は七変化

映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

☆写真の目玉おやじは、福井公演でお客様から頂いたプレゼント♪
よーく見ると、どんぶりに「越前」の文字が!(笑)

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今年度前期のNHK朝の連続テレビ小説。
漫画家・水木しげる氏の奥方・武良布枝さんの原作は、
ノンフィクションの自伝作品。

(映画もとても評判の良い「ゲゲゲの女房」ですが、
残念ながらまだ未見。)


もともと朝ドラフリークの私ですが、
このドラマはまた一味違う気持ちで毎回鑑賞・・・


貧困が続きすぎて、観ているこちらが苦しくなる時もありましたが、
「銭金」に出演して優勝経験を持つ私です。
共感の嵐の連続でした。

ヒロインの夫・水木しげるほどの大物でも、
ブレイクしたのは43歳の時。
それまでのどん底の生活ぶり・・・
よく自分を諦めないで続けてこられたものだと、
毎回涙なしでは済まないことの連続。

配達バイトの時は朝八時出勤であったから、
BSなし。
ビデオはタイマーがぶっ壊れている私にとっては、
昼休みのワンセグ鑑賞が憩いのひととき。

様々な日常の悩みや苦悩を、ゲゲゲ・・・を観ては泣き、
涙と共に爽やかに浄化して救われました。



貧乏することが恥ずかしいことなんじゃない。
貧乏に負けて卑屈になることが恥ずかしいことなんだと、
何度も確信しました。

今日食べられることへの感謝、ささやかな出来事への慈しみが、
そういうときにこそ実感出来ます。


しげさんの才能を信じて支え続ける布美枝。
そんなふたりに協力を惜しまない周囲の人々・・・

私にもそんな
‘戌井さん’
‘深沢さん’
‘美智子さん’
‘一六銀行さん’
みたいな方々がいます。



本当に苦しい時に、
支え続けてくれる方々のことを、決して忘れてはいけない。

その方々のためにも、
両親のためにも、
何よりも自分自身のためにも、


しげさんほどに立派じゃなくていい。
もっとささやかでもいいから・・・



「未来を拓きたい。」



・・・そう切に思う今日この頃であります。