排便力がまったくない便秘薬依存症の人に、今まで
使っていた便秘薬を止めろというのは難しい話しです。
そのため、副作用の少ない薬をうまく組み合わせることで、
腸の働きをよみがえらせ、便意を復活させることができます。
組み合わせて使うことで便意を復活させる薬剤は
以下の3つになります。
① 酸化マグネシウム
② 新レシカルボン坐薬
③ 防風通聖散( ぼうふうつうしょうさん )
今回は、前回に引き続き
「 ③ 防風通聖散 」 について解説していきましょう。。
《 ③ 防風通聖散(ぼうふうつうせいさん) 》

防風通聖散には滑石(かっせき:含水珪酸アルミニウム
という物質から構成される天然の鉱物)
をはじめ、
黄ゴン(おうごん:シソ科コガネバナの根)、
甘草(かんぞう:マメ科カンゾウの根)、
桔梗(ききょう:キキョウの根)、
石膏(せっこう:天然の含水硫酸カルシウム)、
白ジュツ(びゃくじゅつ:キク科オケラまたはオオバナオケラの根)
など、18種類もの生薬が含まれています。
そして、18種類の生薬の中にはアントラキノン系下剤
の話しでも問題になった大黄(ダイオウ)も
入っているのですが、ポイントはこの大黄(ダイオウ)
の含有量が非常に少ないという点です。
アントラキノン系下剤(大黄もそのうちの1つ)というのは
市販の便秘薬のほとんどに含まれている成分で、これを常用
していると、大腸の機能に障害が出て、大腸メラノーシスと
いわれる症状が起きてしまう恐ろしい成分です。

下剤の中で比較してみると、1回の服用量当たりの
大黄(ダイオウ)の量が最も少ないのです。
それでいて、下剤としてキチンと効きます。
これは防風通聖散に含まれるボウ硝(ぼうしょう:天然の
含水硫酸ナトリウム)や黄ゴン、
山シシ(さんしし:バラ科サンザシまたは近縁植物の果実)、
生姜(しょうきょう:ショウガの根茎)など消化菅に
薬理作用を発揮する生薬が8種類も含まれている点が
大きいと思います。
例えば、ボウ硝(ぼうしょう)は塩類下剤の一種であり、
薬理成分として小腸刺激性下剤にも含まれています。
さらに、黄ゴン(おうごん)は、おう吐や下痢にも
効果があり、生姜は腸管内輸送を促進する働きがある
といった具合です。
ここまでに紹介してきた
① 酸化マグネシウム
② 新レシカルボン坐剤
③ 防風通聖散(ぼうふうつうせいさん)
の3つの漢方が比較的体に優しく副作用も起こりにくいので、
常用していると非常に危険な市販の便秘薬の依存症から
抜け出したい、頑固な便秘を解消したいという方は
1度試してみることをお勧めします。
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